2004年度8月の日記
◆ 先月の成績
困ったなぁ。最近、ここに書くことがなくなってきた。自分の強さは頭打ちだし、囲碁の話を聞けるAさんもいなくなったし。学生時代から碁をやってて、身近に碁の話が出来る人がたくさんいる人がうらやましいですね。とはいえ、なんか書かなくてはいけないので、昔読んだ、囲碁の考え方の本でも読み返してみることにした。すると、ここに書けそうな役立ちそうなことは何にも見つからないのに、今、見ても、よく分からないことばかり出てきました。(こりゃダメだ。(^_^;) )
一番、印象に残ったのは・・・。
『石が取られるかどうかの戦いが起こった時、近くに援軍があれば有利で思い切って戦うが、逆に、援軍のない時には、援軍を補充して戦うことを考える。』というもの。
これの意味は、分かる。代表的なものは、モタレによる攻め。そのまま追っていっても、捕まらない攻めは、概して、後で、自分の断点が負担になり、逆襲を喰らうことになる。それを防ぐ意味で、直接攻めないで、相手が逃げる方向にある相手の石にツケていったりして、本体に逃げられれば、その部分で得が出来るという攻めのテクニック。これは、 いいのですが・・・。このことを踏まえて、この事とは別に、援軍を送るには、2つコツがあるという。
(1)自分の石の近くに援軍が欲しい時は、相手の弱点を見極めた上で、『手筋』の力がものをいう。これは、死活の問題などで言えば、単独で生きのない形が、相手の石の形の弱点にツケたり、切ったりすることで、利きが生じ、生きることが出来たというようなもの。それが、実戦でそのまま出てきたといえるでしょう。ですから、これも、よく分かる。
そして、もう一つ。これがよく分からない。言葉で言えば、
(2)遠くに援軍が欲しい時は、戦いの方向を見て、自分の弱点を守る。
なんなんでしょう。これ。例題を見ても、なんかよく分からないんですよね。なぜ、自分の弱点を守ることが遠くに援軍を送ることになるのでしょう。というか、そもそも遠くの援軍って何?
自分は、まだまだなぁと思いつつ、今月の囲碁日記を終わる。
◆ 読者アンケートについて
先月は、『 あなたがこれまでに、一番役立ったと思える本は? 』という問いに、
総投票数 69票
ランク | 項目 | 投票数 | グラフ |
---|---|---|---|
1位 | 基本死活事典 上巻 | 9 | 13.0% |
2位 | 依田ノート | 8 | 11.6% |
3位 | 苑田勇一流基本戦略 | 5 | 7.2% |
4位 | サバキのテクニック | 4 | 5.8% |
4位 | 趙 治勲 ひと目の詰碁 | 4 | 5.8% |
6位 | 囲碁研究 | 3 | 4.3% |
6位 | 趙 治勲 ひと目の手筋 | 3 | 4.3% |
8位 | これでOK初級突破法「応用編」 | 2 | 2.9% |
8位 | ゾーンプレスパーク | 2 | 2.9% |
8位 | ヨセ・絶対計算 | 2 | 2.9% |
8位 | 強くなる必修手筋250 | 2 | 2.9% |
8位 | 九級から一級までの詰碁 | 2 | 2.9% |
8位 | 小川誠子 序盤の打ち方 | 2 | 2.9% |
8位 | 石倉昇のすぐに役立つ初級突破法 | 2 | 2.9% |
8位 | 打ち込み読本 | 2 | 2.9% |
8位 | 誰も言わなかった碁の本 | 2 | 2.9% |
17位 | 三段合格の詰め碁 | 1 | 1.4% |
17位 | やさしい戦術一問一答 | 1 | 1.4% |
17位 | イー・チャンホ これが手筋だ | 1 | 1.4% |
17位 | 碁の真髄 | 1 | 1.4% |
17位 | 碁敵が泣いて口惜しがる本 | 1 | 1.4% |
17位 | 攻防の絶対感覚 | 1 | 1.4% |
17位 | 初段合格の死活150 | 1 | 1.4% |
17位 | 小林泉美 やさしい基礎 | 1 | 1.4% |
17位 | 新・呉清源道場 | 1 | 1.4% |
17位 | 新早わかり死活小事典 | 1 | 1.4% |
17位 | 全て役立たず(笑) | 1 | 1.4% |
17位 | 武宮流電撃上達法 | 1 | 1.4% |
17位 | 名局細解 | 1 | 1.4% |
17位 | 有段者の常識集 | 1 | 1.4% |
17位 | 林海峰 死活の急所 | 1 | 1.4% |
という結果だった。投票して下さった方々どうもありがとうございました。
なんというか・・・。投票してくれた人たちの棋力がバラバラなのと、人によって、当然、得手不得手などもありますから、はっきりいって、バラバラに近いですね。(爆)
しかし、その中でも、基本死活事典 上巻が9票、依田ノート8票と、総投票数の割合から考えると、結構な人気ですね。基本死活事典の上巻は、僕も持ってるし、いい本だということはよく知っているのだが、うーーーん。2位の依田ノート。これは、持ってないし、読んだこともない。どこかのホームページで、本の構成が悪くて、読みにくい・・・。と書かれていたので、僕は、知ってたけど、興味はなかったんですが、内容は、その欠点に目をつぶれるくらいいい本のようですね。そのうち、買ってみようかナァ。
あと、4位に入った、趙 治勲 ひと目の詰碁。6位に入った、趙 治勲 ひと目の手筋、それに少数意見の何冊かは、TAISENを運営しているMYCOMさんが出版している本です。良かったですね。そこそこ評価されてて。^^
さて、今月のお題は・・・。今度は逆に、一番、買って損した本は? ・・・これは、まずいかな。^^; では、ちょっと言い方を替えて、『 あなたがこれまでに買ったはいいけど、一番役に立ってない本は? 』にしておきます。一緒か。(爆) でも、いいでしょ。このくらいは。怒られたら、ひっこめればいいし。(^_^;)
◆ 僕のTAISENエピソード47
TAISENのいいところの一つとして、他の対局場と比べて、盤面が見やすく、打ちやすいと僕は思っているのだが、それでも、時々、打ちたいところと違うところにミスクリックしてしまったり、考える先に、あっ、押しちゃったという感じでマウスをクリックしてしまう失敗をやってしまいます。特に疲れている時なんか。そうなると、まぁ、たいてい負けるんだけど、たとえ勝てても気分最悪ですよね。
で、最近、これを極力防ぐ方法を発見しました。それは、一手ごとに、マウスから手を離すこと。つまり、マウスを碁笥だと思って、打とうと思った時に、マウスに手を持っていき、そこで、クリック。考えている最中は、全くマウスに手を触れないようにするのです。