2004年度5月の日記
◆ 先月の成績
先月は、思いがけず、自分の打ち碁集まで作ることになったため、今月予定していた、アポロの話は、やめましょう。というか、別に書くことがなくなっただけだが・・・。というわけで、別の話を。
今は無きAさん(亡くなったわけじゃないけど。^^; )が転勤して去っていく時に、最後に僕に残していってくれた話。
初段になれて、三段くらいの人と置石なしで対局出来るようになれば、三段の人って、なんてしぶとい碁を打つんだと思うことになると思う。取ったと思ってた石がいつの間にか蘇ったり、当然、殺せると思ってた石に凌がれたりしてね。石って、そう簡単に死ぬものじゃないということがよーく分かると思うよ。よく、初、二段とは言うけど、三段は一緒に呼ぶことはないよね。やっぱり三段は別格なんだよなー。
でも、その三段の人が、高段になろうとすると、そのしぶとさだけじゃダメなんだよなぁ。しぶとさだけじゃ、一生、三、四段のまま。五段の壁ってやつね。三、四段くらいの人って、盤面全体が見えてないんだよね。よっぽどでない限り、石は死なないという力は、持ってるんだけど、石を助けすぎるのですよ。助けられる石を捨てること(助けられない石や明らかなカス石を捨てるのは当たり前なので、それは違う。)を覚えないと高段には、なれない。部分的な読みだけでいえば、高段者に負けない三、四段の人も、いくらでもいるんだけどね・・・・。
この話、実は、今の僕の指標になってます。とりあえず、僕も初段になれたので、次のステップとして、しぶとさを身に付けようと。具体的には、死活を勉強すること。僕は、今まで、知識重視で初段になれたので、しぶとさの点からいうと、ちょっと落ちるんですよね。そういう意味からも、今、やってる変則布石による打ち碁は、僕に死活を勉強するきっかけになって、ちょうど良かったなと思ってる。変則布石じゃ、知識でどうにもなりませんしね。強くなるには、知識を捨て、死活や読みの訓練するしか方法がありませんから。速く三段になりたいものです。
◆ 読者アンケートについて
先月は、『 あなたが一番棋譜並べをするプロ棋士は? 』という問いに、
総投票数 74票
1位 本因坊秀策 14票
2位 本因坊道策 13票 / 2位 本因坊丈和 13票
4位 武宮正樹 8票 / 5位 特定な人はいない 5票
6位 羽根直樹 3票 / 6位 趙治勲 3票
8位 Mr.K 2票 / 8位 依田紀基 2票 / 8位 山下敬吾 2票 / 8位 片岡聡 2票
以下、1票の意見(7つ)は略
という結果だった。投票して下さった方々どうもありがとうございました。
今回の投票、最後の最後にまとめて、ドカンと票が入ったなぁ。秀策と丈和と道策。僕は、現代のプロのつもりだったけど、この三人も、確かにプロには間違いないか。
ところで、実は、僕は、今、ちょっと古碁に興味あるんですよね。三人の中で言えば、丈和。この人は、力碁で有名なんですよね。だから、僕も並べてみようかと。日本棋院の『剛腕丈和』をこの前、すでに買ってたりする。全く中を開いてないけどね。^^; 秀策と道策は、あんまり興味ない。この二人は、戦いの碁しかなかった時代に、システム布石みたいなものを取り入れた人達でしょ。要するに、現代の碁に通じる、勝ちにいく碁でなく、負けない碁を作り出した人達。これは、僕には合いませんね。ただでさえ、僕は、そういう棋風になのに、ますますそっちに傾きそうだ。自分は、力碁だという人は、この二人の碁は勉強になると思うけど・・・。
4位が武宮正樹ですか。これは、分かる。アマで星全盛の今、棋譜並べをしたことがあって、武宮さんの碁を並べたことがない人は、いないでしょうからね。5位に、特定の人はいないとのこと。まぁ、これも何人かいるとは思ってた。
あと、少数意見で僕に投票した人、二人もいますね。最初見た時、独りで爆笑してしまいましたよ。^^;
さて、今月のお題は・・・。囲碁のことじゃないんだが、ちょっと気になったので、『 僕のHPを何で初めて知りましたか? 』にしようと思います。僕のHP、今まで、アクセス解析とか付けてないし、訪問者がどこからやってきてるかとか、全然、分からないんですね。よかったら教えてください。
◆ 僕のTAISENエピソード44
この前、ふとTAISENの3級の人同士の対局見てたら、僕の変則布石なんか目じゃないほど、すごい打ち方する人を見つけた。しかも、認定で打ってる。ちょっと無理気味すぎて、あんまり勝率は、よくなさそうなんですけどね。一応、完全に力碁ですね。いろんな人がいるものだなぁと思いましたよ。