Mr.Kの悩める囲碁日記 >月一囲碁日記 [2002年度]

月一囲碁日記

月一なのに、なぜ日記?とか突っ込まないでね。(笑)

2002年度12月の日記

◆ 先月の成績

TAISEN:27勝27敗(勝率 .500)/最終レーティング:2538(6級)

KGS:認定対局なし/最終ランク:6級

僕は、行き詰った時は、棋譜並べをすることにしている。

過去の話で言えば、2年前、どうしても10級に上がれなくて悩んでいた時。また、1年前、置碁の上手の勝率がめちゃめちゃ悪くて途方にくれていた時。並べている時は、なんの役にも立ってないような気がするのだが、後で考えると、必ず役に立ってることに気が付く。実際、その後は、勝率よくもなってるしね。(10級以下の人で伸び悩んでる人は、だまされたと思って、棋譜並べをすることをお薦めします。最初は、武宮さんの棋譜なんかがいいです。)

それで先月は、小目の布石をよく打つようになったものの、その後の打ち方がなかなか分かってこないので、その打開策として、趙治勲先生の棋譜(ここで無料でダウンロード)を一日、3局ずつ並べていた。これで2週間くらい続けている。

しかし、治勲先生の棋譜は、はっきりいって超難解。棋譜並べを一週間くらいした頃、あのAさんにも、あの人は、天才だから、有段者でも理解出来ないところが多くて、級位者の間は、あれは役に立たないよ。と言われた。それで、他の人に替えようかなと思ったそんな時だった。難解な棋譜の中に、僕は、ある発見をしてしまった。

趙治勲さんの布石は、常に攻撃的。攻められて凌いでいる最中でさえも、時々、そんな手が見え隠れする。そして、なんと言っても、コウにめちゃめちゃ強い。一見、バラバラな布石のように見えるのに、コウ争いは、負けることが少ない。また、そもそも、意図してコウにしているような感じもある。僕には、これがとても不思議だった。

僕自身が、普通、打っている碁だと、失敗しちゃったなぁという時か、凌ぎで、なんとか運良くという時しか、コウにはならない。(笑)ところが、趙さんの碁は、ここぞというところで、コウを作り、そして、そのコウには確実に勝っている。なぜ、こんなことが出来るんだろう。三日くらい考えたかな。

コウは偶然出来るものでなく、仕掛ける手筋のようなものが存在するのではないだろうか。また、 趙さんがコウを仕掛ける時は、すでに、コウ材で勝算があるようだ。布石は、一見、バラバラで、なぜ、こんな勝算を持てるのかが、不思議でたまらないが。手厚く打っていれば、コウに勝てるのもうなずけるのだけど・・・・。あっ!?

そこで僕は、あることに気が付くことが出来た。

それは、自分の打った碁に当てはめて考えてみた時だった。自分の棋風は、攻めていても、なぜか性格的に、手厚く打ってしまうところがある。ということは、ですよ。コウは必ず勝てるということにならないだろうか。特に、地が出来そうになるとは、読みの力や、死活力を頼りに、荒らし捲くるようなような人には、うまく打たれて、大損したとしても、絶対、コウで負けることは考えられない。というか、そういう人は、コウにめちゃめちゃ弱いはず。となれば、相手は、コウを避けてくるはずだから・・・。

手厚く打った時というのは、中盤の中頃から、ヨセの段階で、かなりずうずうしい手が打てるということになりそうだ。(逆に言うと、そう打たないと勝てない。)なにせコウは、絶対勝てるのだから。コウは絶対、勝てると思って打つ大ヨセの手は、通常は、無理と言われる手を当然の手に替える。そうか、そうだったのか。ヨセは、序盤、手厚く打った時ほど、大胆に打っても、ことごとく成功するのだ。

ちなみに、今の僕は、コウにする手筋とかには、ほとんど無縁な状態だけど、それでも、序盤から手厚く打つと、終盤で、15目差くらいは、楽にひっくり返る雰囲気がある。今でこれだから、コウの手筋やら、ヨセの手筋を勉強すれば、多分、30目差くらい楽々、ひっくり返すことが出来るようになるような気がする。

今、思えば、碁が面白い理由は、コウがあるから。などと、以前から、本などでよく、見かけていたが、今頃、このことに気が付くことが出来た。『 面白い=それに強い人が、勝負に強い。』と言えないだろうか。

なんか5、6級くらいでずっと、停滞ぎみの僕だったが、何か一筋の光が見えてきた。今月から、僕は、コウの勉強をどんどんしていこうと思う。

◆ 僕のTAISENエピソード27

なんと言おうとか。。。 僕は、先手番で、わざと小目を締まらない小林流をたくさん打っているのだが、せっかく隅を空けて、カカリを待ってるのに関わらず、正々堂々とかかってくる人、少ないなぁ。これじゃ何時までたっても、定石が覚えられないではないか・・・。6級くらいでは、仕方ないのかなぁ。そのためにも、早く4級に復帰しないと。

◆ 僕のKGSエピソード3

うん?先月、一局も打ってない。このエピソードの存亡が危うくなってきたな。^_^;

 前月 | 次月 | HPに戻る