Mr.Kの悩める囲碁日記 >これで納得基本死活 >格言にみる基本死活
いよいよ格言の死活が最後に近づいてきました。ラストを飾る格言は・・・。
これは、以前やった辺の二線の死活 『 六死八生 』の三線バージョンです。三線では、四本だと黒に生きはなく、六本あれば、そのままで生きと言っています。これも言葉で説明されて分かるものではありませんね。四本、五本、六本とそれぞれの場合について順に解明していくこととします。ちなみに、この格言は実戦で結構、使えますよ。
まずは、4本から。これは黒に生きなし。
では、例によって正解の変化図といきます。
次に5本の場合です。これは、黒先生き。(白先黒死)
では、正解の変化図です。
ここから先は、上の図の最終的な形(三通り)の死活を考えます。
= 5本這った型の死活その1 上辺図 =
すべて僕がやるだけでは面白くないので、まずは自力で、この形の生死を確かめて下さい。黒先で石を置けるようになっています。なお、白先で考える際は、どこか関係ないところに初手を打てばOKです。
では、検討してみましょう。
続きです。
= その1の図の結論 = 黒に生きなし
* * * * * * * * * * * *
= 5本這った型の死活その2 右辺図 =
では、検討に入ります。
続きです。
さらに、続きです。
= その2の図の結論 = 黒先生き
大変、中途半端なところですが、あまりにもこの19型が長くなったので、以下は、20型でやることとします。ここまでで分かったことをまとめてみます。第三線を4本では、黒に生きなし、5本では、黒先で生きることができるまでです。