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第4条 手数を伸ばす

第3条のところにも少し書きましたが、この『 手数を伸ばす 』も第3条と並び、攻め合いの基本原則の中枢を担うものです。いざ攻め合いになったら、まず相手の手数を縮めることを考え、それでうまくいかないようなら、次に自分の手数を伸ばすことを考える。というのが攻め合いにおける一般的な思考でしょうか。

なお、手筋について僕が思ったことをちょっと。手数を伸ばす手筋というのは、手数を縮める手筋とは違って、一見、地味に見えて、攻め合い独特の手筋が多いようです。それだけに、この分野に初めて触れる人は、少々とっつきにくいかもしれません。(僕もそうなんだけど。^_^; )

さて、ここでも後は、主な手数を伸ばす手筋をいくつか紹介しておきます。

その1 継ぎで手数を伸ばす
最初のダメの状態、白は3。黒は、まだ未定。慌てて、白をダメを詰めにいくと・・・。
手筋の例 図1
その2 切り込みで手数を伸ばす
最初のダメの状態、黒は2に対し、白は3。このままでは黒、勝てません。そこで・・・。
手筋の例 図2

ここでも3つくらい手筋を紹介しておこうと思ったんですが、他に考えられる手数を伸ばす手筋は、この後の第5条「押す手なし」や、第6条の「眼あり眼なし」の知識が必要とされるものばかりなので、ここは、これまでとします。

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