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第2条 攻めるのは本体

特に実戦での攻め合いでは、盤面が広く複雑になることが多い。そういう時、注意しないといけないのは、攻めるのは相手の本体の石でなければいけないということです。これは一見、当たり前のことのようですが、目先の利益に惑わされたり、本体を攻めてるつもりなのに実際は枝葉を攻めてたなんてこともあり、結構、強い人でも間違えることがあるので気をつけねばなりません。もし、一手を争う攻め合いで枝葉の石を攻めれば、相手がそれに付き合ってくれない限り、勝てる攻め合いも勝てなくなってしまいます。

例えば、こんな攻め合いがあったとしましょう。黒先でどうなるか考えてみて下さい。

問題図

以下は、解答、および変化図です。

解答変化図1

続きです。

解答変化図2

これ、問題として考えたので、初手のノゾキに気が付けた人は多かったかもしれない。しかし、もし、実戦で、これと同じ状況が出来たとしたら、果たして、ノゾキを打てるだろうか。僕自身は、残念ながら、ちょっと疑問符。(^_^;) しかし、とにかく攻め合いが生じたら、枝葉を攻めていないか確認する習慣だけは、持つようにしたいですね。気が付かなかったら、それは仕方がないこと。

なお、攻め合いの格言に、『 枝葉を攻めて攻め合い負け 』というのがありますが、まさにこのこと。格言になってるくらいだから、このミスを犯す人って、やっぱり多いんでしょうね。

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