Mr.Kの悩める囲碁日記 >悩みカレンダー2001年度後期分 >
01/14 | 厳しく攻めたい |
1級の方との4子局です。中央の白石を切断することに成功したあと、白は、2間に飛んで生きようとしてきました。このあと、どう打つどころでしょうか?いろいろありそうなので、きちんとした結論まで出なくてもいいです。僕は、全滅させるつもりで打って、うまくいきませんでした。ただ、希望としては、守るより攻めたい。勝っても負けてもいいフリー対局だし、置碁なのに守って勝っても仕方がないので。
再生の途中、あるいは再生後に実際に自分の置きたい所に石を置いていくこともできます。ただし、そうすると再生の内容が変わってしまうので、もとの手順を見たいときは、Resetボタンを押して下さい。 |
このテーマは、碁盤掲示板の親記事番号97 (リンク先は新しいウインドウで開きます。)で検討を行っています。
なお、研究掲示板でも2件の発言がありました。⇒ こちら (これも新しいウインドウで開きます。)
こちらのテーマもたくさんの方々、あさださん、みんみんさん、えどわーどさん、makoさん、李さん、つなみさん、ikusさん、よわよわさんからご意見頂きました。どうもありがとうございます。
このコーナー、碁盤掲示板を使うようになってから、ここに検討結果を載せる意味が薄れてしまったんですが、お忙しい方もいらっしゃるので、ここでは、ダイジェストでお送りしていきます。
研究手順1 |
最初に、結論の図から行きましょう。
今回のテーマは、白を厳しく攻めたい、つまり、大石を仕留めたいというものでしたが、今回に関しては、この考え方は、ちょっと極端すぎたようです。なぜなら、まず、自分と上手の棋力差を考えるとそれは容易ではない、また、今回の場合は、すでに、黒は地合でリードしているわけだから、無理に取りにいかずに、白を中央で小さく生かして、地を固めれば自然と勝ちに繋がる。この考え方、実は、消極的だと僕は思っていたんですが、よく考えみると、小さく生かして封鎖するのも攻めの一つ、しかも、白にとっては、そうされることが一番、厳しい。
結局、今回のような場合は、白を取りにいくより、小さく生かす方針で打つほうが、勝負に関しては、厳しいのでした。もっとも絶対に取れる読みの裏付けがあれば、その限りではありませんが。(それは、少なくても僕には無理。(^_^;) )
こちらは、makoさんから頂いた手順です。
研究手順2 |
次に、実戦の通りの進行では、結局、白に凌がれてしまいましたが、白を殺すチャンスはなかったかどうか?
まず、みんみんからご指摘を受けた図です。
こちらはえどわーどさん、あさださんから。
研究手順3 |
白を仕留めにいく場合、実戦白1の手に対して、黒2でどう打つのが良いか?取りかけにいく場合は、これが一番、重要になるわけですが。
これは、いろんな方にご意見を頂いたのですが、結論としては、J11が一番良いようです。以下の手順は、つなみさんが、唯一、その後の手順も考えて下さったので、紹介しておきます。
最後に。取りかけにいく場合は、眼形の急所を奪うことが大事。ところで、その眼形の急所って?
言われてみれば、なるほど、そこかと思えるものなんですが・・・。
これについて、ikusさんから、このようなお言葉を頂きました。
『眼を取りにいく時は、箱型になることを防ぐ。』です。これは言われてみると、もっともだと思いました。箱型になれば確かに生きが得やすい。この言葉を肝に銘じて、白1に対しての黒2の打つポイントを考えると、答えは、おのずから、J11ということになりますね。