Mr.Kの悩める囲碁日記 >悩みカレンダー2001年度前期分 >
07/31 |
両ガカリのあとで (9子局より) |
なんかの本で読んだこともあるんですけど、同じ有段者でも、やはり4段以上は別格だと思った対局です。4段の方に約半年ぶりくらいに9子局で惨敗してしまいました。(+_+) あとで見るといろいろ問題あったんですが、特に序盤で左下隅の両ガカリの後、上手にうまく打たれて全部取られました。(ーー;) 黒はどこで間違ったんでしょうか。
再生の途中、あるいは再生後に実際に自分の置きたい所に石を置いていくこともできます。ただし、そうすると再生の内容が変わってしまうので、もとの手順を見たいときは、Resetボタンを押して下さい。
このテーマは、碁盤掲示板の親記事番号48 (リンク先は新しいウインドウで開きます。)で検討を行っています。
このテーマに関しては、みんみんさん、みゅーるさん、あさださんよりご意見を頂きました。ありがとうございました。
研究手順1 |
まず、私の実戦手順で一番、いけなかった手は?
《 変化図 》
研究手順2 |
白の両ガカリには黒はツケノビ。この変化のほうが手堅い変化だったようです。みんみんさんのお薦め手順です。
あと、この両ガカリに対して、もう一つ手順を教えて頂きました。ただ、この手順は、白に変化が多く、置碁としては、あまりお薦め出来ないそうです。
研究手順3 |
少し難しいと思うんですが、みゅーるさんより、この両ガカリの場合の最強の応手を教えて頂きました。
《 上の図の変化図 》
最後に、みゅーるさんより両ガカリのあと三々にコスむことについて、解説を頂きました。
両ガカリに対して三々にコスむのが普通いけないとされているのは封鎖されてまわりにいろいろなキキが残るから。
ところがこの場合は、
1)白の両ガカりのひとつが高ガカリなのでちょっとスミに余裕がある。
2)中央の黒がとっても厚いので白が中央に逃げ出すのは不可。
なので先に生きてしまって封鎖した白を分断するのが良い手になります。
変化はいろいろありますが、黒は、
1)スミは活きること
2)白を切った要石とK6(中央の石)は取られないようにすること
以上の点に注意さえすれば、黒は大優勢になります。