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05/11

挟まれた一間トビのその後で

 初段の方との3子局です。置碁でよくある一間トビの受けを挟んできたあと、ちょっとびっくりした打ち込みをされてしまいました。

再生の途中、あるいは再生後に実際に自分の置きたい所に石を置いていくこともできます。ただし、そうすると再生の内容が変わってしまうので、もとの手順を見たいときは、Resetボタンを押して下さい。

このテーマは碁盤掲示板の親記事番号33 (リンク先は新しいウインドウで開きます。)で検討を行っています。

なお、研究掲示板でも1件ありました。 ⇒ こちら (これも新しいウインドウで)


このテーマに関しては、みんみんさん、あさださん、OKさん、えどわーどさん、kunkaさんよりご意見を頂きました。ありがとうございました。


研究手順1


まず、みんみんさんによりますと、


研究手順2

その後、あさださんより、このようなご意見を頂きました。そもそも、この2間バサミは、この打ち込みが残ることが弱点。しかし、この打ち込みは、少し深入りしすぎ。(正しくは、F4かG3だそうです。)この打ち込みには、以下の図のようなツケギリで連絡しているとのことでした。


研究手順3

この後、みんみんさんより、このあさださんの意見をもとに、その後の進行も想定して頂きました。


研究手順4

ところが、この後、OKさんの発言より、このツケギリには、複数の変化があることが分かり、難しい検討に入ってしまいました。(^_^;) そして、その検討内容は、僕にはついていけなかったので、最後にOKさんにまとめて頂いたものを手順だけ発表します。ちなみに一手一手の意味は僕には分かりませんのであしあらず。

OKさんよる ツケギリ主要4変化

《 一の型 》
これは研究手順3の手順とほとんど同じです。白の実利も相当なものですが、黒外勢もかなり手厚く、その後の打ち方が分かりやすく、黒良しとなります。

《 ニの型 》
これは黒の強行策で状況次第の定石らしいのですが、この局面では、黒がよくないような感じするんですが。(私の判断です。)

《 三の型 》
これは、黒が隅を守り、白が逆に外勢をもって収まる型。隅の黒は、安心ですが、上の巨大な白の外勢、気になります。黒は、この外勢を働かせないように打つのが、この後のテーマとなりそうです。

《 四の型 》
これは、最初に攻めようとした白石をその後も攻め上げようという展開になりそう。この型と一の型が、この局面では適した定石の選択か?分かれとしては、黒は白を3目取った上、最初の狙いをそのまま継続出来るのだから不満なし。しかし、隅の白も立派で、白の実利も気になるところ。

2005年9月記: なお、この星のツケギリ定石は、これで納得基本手筋のツケギリの手筋第5型でもっと詳しくやっています。

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