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マネ碁封じ

再生の途中、あるいは再生後に実際に自分の置きたい所に石を置いていくこともできます。ただし、そうすると再生の内容が変わってしまうので、もとの手順を見たいときは、Resetボタンを押して下さい。

 


このテーマに関する過去の研究掲示板でのゲストの方の発言(4件)

⇒ こちら

↑上のリンクをクリックすると、新しいウィンドウが開きます。以前の研究掲示板より、関係ある発言だけ拾いました。ある程度、棋力のある方で時間がある方なら、僕のまとめたものよりゲスト方の文章から直接、感じとったほうがためになると思います。僕のまとめたものは分からなくて省略している部分も多いし。(^_^;)

 

研究手順1

マンガ「ヒカルの碁」2巻から推測すると

 

研究手順2

makoさんありがとうございます。makoさんによりますと

 

鶴の巣篭もり手順
(知っている人は見ないでくださいね。)

さらに、makoさんより非常にためになるお話。皆さんも一度、読んでみて下さい。(少し難しいかな?)

makoさんによるマネ碁理論

<マネ碁とは>

マネ碁戦法は、「ミアイの考え方」を基本にしたものです。ミアイとは、’ほぼ同じ価値の手を見合いにし、相手がどちらか一つを打てば、こちらも残りの手を打つ」’という手法です。碁盤の目は左右上下対称系ですので、相手の手と見合いの点(対称点)が存在します。(ただ一つ天元を除いて)マネ碁とは、ミアイの点(相手と同価値の点)を打ち続けることにより、”盤面持碁”を目指す手法とみなせます。

<マネ碁戦法が有効な状況とは>

マネ碁を”盤面持碁”を目指す手法と考えると、この戦法が有効なのは、盤面持碁で勝ちになる場合です。白コミ貰いの場合と黒逆コミ貰いの場合が有力候補になります。コミのなかった時代では、持碁は引き分けですので’負けない手法’として互い先の碁で研究価値があったのかもしれません。コミ碁の現代では、盤面持碁は、コミをもらっている方の勝ちですので、マネ碁戦法はコミをもらっている側の戦法でしょう。

<ハンデ戦について>

マネ碁不成立。蛇足かもしれませんがハンデ戦(2子以上の置碁)についても触れておきます。この場合、既存の石との関係で、白の手と対称点に黒が打つのは等価値とならず、マネ碁戦法の前提:「ミアイの考え方」がつかえません。無理に使うと、白に置石をポン抜かれると対称点に黒の陣笠ができます(ToT)。また、白は下手のマネをする気にならないでしょう。

<白コミ貰いの場合について>

マネ碁不成立。白がコミ(例えば5目半)をもらっている場合。マネ碁で盤面持碁を目指すことができれば勝利です。しかし、当然ですが黒から対策があります。

という手法も聞いたことがあります(^^;;;。

<黒逆コミ貰いの場合について>

マネ碁条件付きで成立。現代は、アマが碁会所等で打つ場合、点数制で打つことが一般的になってきました。黒逆コミ貰いの場合も当然あります。

黒が逆コミ(例えば5目半)をもらっている場合の初手天元マネ碁について考えます。つまり黒が1子以上有利な場合に、1子を犠牲にして残りの有利さ(コミ)を堅持しようという戦法です。この状況は、上記の白のマネ碁戦法において、はじめに天元に白石を置いておき、あらかじめ黒からのマネ碁封じを封じた状況とも考えられます。ともあれ黒は初手天元マネ碁により、盤面持碁を目指します。しかしながら、やはりすべてマネをするのは(ヒカルの碁戦法で)破綻してしまいます。つまりマネてはいけない手というものが存在します。

これまでの考察からどうやら天元に着けられた場合に、マネをしてはいけない手が含まれるようです。黒のマネ碁の手法を整理してみます。

他にマネ碁戦法のバージョンとして、「天元からはなれたところでも、相手が悪手を打ってきたらマネ碁を止める」、「天元につけてきた場合だけでなく、天元に近づいてきたら、それ以降はマネ碁ではなく自分の力で打つ」というものも考えられます。

しかしどれも、最後はやはり自分の力で勝たなければならない。。。ということになります。

ですが、黒には’5目半’という逆コミがあるため、盤面が狭くなるメリットを考慮するとやはりマネ碁戦法(天元付近に打たれるまでは真似る)は有力な戦法の一つに思えます。

ただし、実行する場合は相手が怒り出す可能性もあるので使用には充分注意しましょう(^^;;;。


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