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【2】ツケコシの基本手筋

第5型 連絡

今までの型とは、全く逆の話になるのですが、なんとツケコシは、自分の石が連絡するための手筋としても使われます。これも知っていると、たまに実戦で役に立ちますね。

黒番。白の薄みをついて左右の黒を連絡させて下さい。

問題図

ところで、検討に入る前に、ちょっと気になることがあります。右上隅の黒の形なんですが、これは、ごくごく基本的な隅の基本死活の一つで、通常は、黒先でも生きがないということが一目で分かったでしょうか。(この場合は、外との連絡を見ているので、隅だけでも生きることは可能 です。)

もし、分からなかった人がいたら、基本死活のコーナーの格言にみる基本死活の第17型第18型で、この形の死活について詳しく検討してますので、確認して下さい。この死活が分かってないと、この問題のやる意味が薄れてしまいそうな気がしますので。

では、検討に入りましょう。

検討図その1 Q17について
俗筋変化図その1
続きです。
俗筋変化図その1の続き
もう一つだけ。
俗筋変化図その1の続きの続き
検討図その2 P18のツケについて
俗筋変化図その2
検討図その3 P16のツケコシについて
これが正解
正解変化図その1
続きです。
正解変化図その2

最後に。ツケコシによる連絡の手筋は、ツケこした石を犠打として利用します。 言い方を変えれば、捨てることによって連絡を果たしています。そう言えば、ここまでにやってきた型でも、ツケこした石を捨てることが結構、ありますね。実は、ツケコシの手筋は、こういうタイプのものが多いです。ツケコシの特徴とも言えるでしょうか。

以上で第5型を終了します。

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