312-1 Ｍｒ．Ｋ 武宮の三連星５
312-2 Ｍｒ．Ｋ ５の棋譜の見所
黒15のワリウチは、普通の感覚なら一路か二路右で、詰められたら一間開きが普通ですが、その変化は武宮にとっては不満で、本棋譜の打ち込みから一間トビが必然であると思っているらしい。この感覚は僕もよく分からない。
白20のツケは、辺の星に掛かった後の有名サバキ筋ですが、黒23の継ぎに白24のノビは、ちょっと変っている。これは、普通のＢ16の継ぎから一合升型の形に落ち着く変化を不満と見て変化した手。どっちが得かは分からないが、この変化も覚えておくと使えそうですね。
黒33から黒37は、右辺を盛り上げる常套手段。上級者以上の人なら絶対知っていないといけない。ここまでで、この棋譜は黒の布石作戦成功の図と言える。後半、右下隅から勝負をかけた取りかけ劇がありましたが、そこを凌いで黒の大差勝ちとなった。
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2006-05-18 22:07
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