従って、具体的には2線に注目し、大きそうな順番から打ってゆくのが堅実な方針だと思います。

添付図は、実戦です。

実戦[図138-1]で小さかったのは黒1、黒17です。また、黒5では白6へ押さえるところです。

実戦[図138-1]の黒1での私のお勧めは、添付図です。
実戦の変化と出入りを計算してみてください。逆寄せですから倍にして数え、両後手10目を超えているのが判ると思います。しかも白の眼形も奪っていますのでいじめも期待できそうです。

また、実戦[図138-1]の黒17では白18のところへ継ぐのが大きい。これも両後手ですが10目を超えています。数えてみてください。

私は、黒17でS4(白18のところ)へ継がれたら投了するつもりでいました。黒には弱い個所がないため、黒が寄せを意識して2線を打つようなら、とても追いつけるような形勢ではないからです。それほど、黒は厚く優勢に感じていました。

棋譜 138-2 138-2


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