第7型 石の下
第2弾は、石の下。これは、聞いてあれ?と思った方もいるかもしれません。実は、石の下は、ウッテガエシではありません。しかし、相手に取らせたあとに手があるという点が非常によく似ているので、僕としては、ウッテガエシの仲間だと思っています。なお、この筋は、実戦では、出てきにくいというより、もしかしたら、実戦では気がつきにくいだけかもしれません。(有段者の方でも気がつきにくいと言われています。)しかし、最初から、この問題は石の下です。と分かっているとそう難しいものではないです。とにかくどういうものなのか理解だけはしておきましょう。この筋に関しては、それで充分だと思います。(もちろん、僕を含めた級位者レベルのお話。) 。
黒先生きの詰碁の問題。石の下の問題としては、かなり基本的なものです。
では、検討に入ります。
これが正解
最後に。石の下の手筋は、相手に取られたあとの図を前もって、分かっていないと使うことは出来ない。それすなわち、深い読みとひらめきの発想が必要ということ。実戦で、この筋の発見が難しいと言われるのも仕方がないと思う。でも、この問題と同じ形が出てきたとしたら、もう大丈夫ですね。こういう難しい手筋は、形を覚えてしまうに限ると思います。(頭のいい人は、別なんだろうけど。(^_^;) )
なお、もし、この問題で、石の下の手筋に至る前の段階でひっかかるようでしたら、それは石の下の手筋以前の問題です。はっきり言って、完全に死活力不足ですので、基本死活のコーナーで勉強し直して下さい。頑張って下さいね。(^_^)
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以上で第7型は、終了とともに、ウッテガエシの基本手筋、および、石を取る基本手筋を終わります。 このコーナーを見る前、ゲタ、シチョウ、オイオトシ、ウッテガエシなんて、最初は、知ってるよ。と簡単に考えていた人はいませんでしょうか?そんな方は、多分、驚かれたことでしょう。こんなに奥が深いのですから。(実は僕もです。(^_^;) ) 全ての石を取る基本手筋を熟知出来れば、アマ初段。この言葉の意味がよーく分かってもらえたと思います。