Mr.Kの悩める囲碁日記 >これで納得基本死活 >格言にみる基本死活
19型の続きです。最後は、下辺図の死活でしたね。
= 5本這った型の死活その3 下辺図 =
では、検討してみます。
続きです。
= その3の図の結論 = 黒先生き
これで、3つの型の結論が出て、5本這った形は、完璧と思っていた所、私は間違いを発見してしまいました。すいません。このその3の図。確かに、黒先生きなのですが、この型に至る前の段階で、このハネカケツギには死があったんです。
続きです。
※ 上の図の下辺図と左辺図、ダメの詰った図は、あとであさださんより訂正がありました。いずれも最善手順ではなかったようです。とはいえ、結論は、まだ出ていませんので、(今のところはコウ。)しばらくこのままにしておきます。
2002年9月23日追加分--------------
今まで、第3線で5本這った形でも、全てダメが詰まっている場合は、どうなのか不明だったのですが、ついに判明しました。なお、これは、あさださんが、大矢先生の部屋で確認して下さいましたので、間違いはありません。
ゆえに、第三線に5本這った型は、格言どおり、黒先生き。白先黒死。が確認されました。ただし、黒先で黒が生きる方法は、ハネ下がりのみ。特に外ダメが全て詰まっている状態では、両ハネからサガリの筋が必要です。
いよいよ、最後の6本の場合です。これは、黒死になし。
では、検討に入ります。
そして、上の図のそれぞれの形について検討します。
= 6本這った型の死活その1 上辺図 =
では正解の変化図です。⇒ 正解の変化図
※ この正解の変化図は、あまりにもアプレットが必要になりそうなので、別のページにしました。クリックすると、新しいウインドウが開きます。開かない人は、こちら。
= その1の図の結論 = 白先黒死
この形は、黒を生きを誤ったといえそうですね。ただし、白も殺す手順が複雑なので、死活に弱い相手ならば、これでも大丈夫かもしれません。(でも、そんなことを期待しないほうがいいです。強くなりたいのならば。)
さて、今度は、右辺図の死活にいってみましょう。
= 6本這った型の死活その2 右辺図 =
では正解の変化図です。⇒ 正解の変化図
※ この変化図も、クリックすると、新しいウインドウが開きます。開かない人は、こちら。
= その2の図の結論 = 黒死になし
この形に黒の死がないということで、この時点で第3線に六本這った型は手抜きで生きと証明されました。しかし・・・。
最後に、左辺図の死活も考えてみましょう。
では正解の変化図です。⇒ 正解の変化図
※ この変化図も、クリックすると、新しいウインドウが開きます。開かない人は、こちら。
= その3の図の結論 = 黒死になし
すでに、その2の図の死活で黒死になしが確認されているのに、その3の図をやった本当の理由を述べます。黒がハネ下がった場合、白、黒、最善を尽くした手順は、黒が2目の地ということでした。ところが、その3の図は、5目でしたね。つまり、黒は生きるためには、ハネカケツギのほうが得というのを証明したかったんです。
最後にまとめです。
第3線を6本這った型は、手抜きで黒は生きることが出来る。ただし、その生きる方法は、ハネカケツギが最善です。
以上で、格言の死活全て終了です。ここまで、ちゃんとマスターできたら、かなり死活に自信がつくと思いますよ。私もいい復習になりました。これが皆さんのお役にも立ったなら、とても嬉しい限りです。(^_^)