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格言にみる基本死活

第13型
中の板六は生きなり隅の板六は死なり(1)

これも『 隅の・・ 』以降の表現に問題のある格言。語呂のことを考えると仕方ないのかもしれないけど。(ーー;)
 (1)では、とりあえず、前半の『中の板六は生きなり』をみて見ます。これは簡単。第1型の『 板六は生き 』で辺の板六は生きているというのを確認しましたが、それは、中の板六にも当てはまるということです。

問題図のアプレット

では、例によって正解の変化図です。

正解変化図

えーと。このまま終わってもいいんですが、ちょっと簡単すぎたので、黒の形がちょっと変わったものも考えてみましょう。中の板六の形で、カドの石がない場合はどうなるのか?(ちなみにカドの石がない場合、板六とは言いません。あしからず。 )

問題図のアプレット2

では、正解の変化図です。

正解変化図

それから、よく考えてみたら、白先で死ぬ形を黒先だとどうなるかというのも考える必要ありますね。以下は白先で死ぬ形を黒先で考えた変化図です。

補足変化図

最後に、このカドのない板六のそれぞれの場合について表にまとめてみました。

形状 生死
完全な板六 黒死になし
1つカドが欠けた形 黒死になし
2つカドが欠けた形 形によって黒死になしか、白先黒死(黒先生き)に分かれる。
3つカドが欠けた形 白先黒死(黒先生き)
4つカドが欠けた形 黒生きなし

本題とかなり離れてしまいました。でも、これは、これで役立つと思いますよ。多分、いつの日か。(断定は出来ませんが。(^_^;) )

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