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1. 碁会所へのお誘い

4月中旬

この頃は、確か、やっと囲碁の戦い方っていうものが分かり始めた時期で、実戦を繰り返すうち、次から次へと自分の足りないところが発覚して、ここが知りたい、あれも知りたいと、ひたすら本を買いまくってましたね。(笑)

ところで私は職業がら、いろんな年代の方と話をする機会が多いのですが、そのお客さんの中に一人、たいへん囲碁の好きな方がいらっしゃるんです。(以後、Yさんとします。) 囲碁を始める気になったのもそのYさんの影響。そして、今度は・・・。4月中旬のある日のお話。

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「どう囲碁上達した?」
私がインターネットで囲碁を始めたことを知ったYさんは毎回、いらっしゃるたびに、僕にこう話し掛けてきます。

「えへへ。最近、やっとたまに勝てるようになってきましたよ。今、もう夢中。調子こいて、ホームページまで作っちゃったんですよ。」
Yさんは、僕とはかなり年の離れた方なんですが、囲碁の話題になると非常に、にこやかになられます。 それで、ついつい話が弾み、この日はこんな話になりました。

「へー。それじゃ今、何級になった?」
「あー、それはやっぱり負けることのほうが多いし、なんにも変わってないんですよ。でも、今まで、カモにされてた人に時々、勝てるようになったんで、すごい楽しーなってきましたよ。」
「ホント。それじゃ、私と打ってみようか?」
「えっ。ホントに!打ちたい。打ちたい。(^_^) でも、どこで?」
「碁会所にいらっしゃいよ。私のよく行く碁会所なんか、サロンだから、靴脱がなくていいから、楽ですよ。」
「ごっ、ごかいじょ〜。(一瞬、沈黙。)うーん。でも、そんな所に僕と同じ年代の人います?」
「そーやねー。普段の日はいないけど、木曜日は囲碁教室の日やから、小学生の女の子とかでもくるよ。」
「うそー。ホントに?」
「ホント。ホント。こないだなんかねー。その女の子、相手に、セイモク(9子局のこと)で、遊んで打っとったら、けっこう強くてねー。負けるかと思ったわ。」
「ははは。他にもどんな子いるんですか?」
「中学生の子とか、その子は始めて半年で、5級になったねー。」
「うわー。けっこうたくさんいるみたいですね。」
「そう。そう。木曜日は、級位者でいっぱい。どうや、木曜日?」
「うーん。近いっていうても、仕事が終わって、即行でいっても8時頃になるけど。大丈夫ですか?」
「そうか。それじゃ、ちょっと遅いねー。その時間は誰もおらんわ。」
「僕がいけるとしたら、月2回の日曜か、月曜日。」
「それじゃ、来れる時、いらっしゃいよ。私はしょっちゅう顔出しとるし、おれば、私が相手するし。」
「そうですね。」

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この時は、この後もえんえんと囲碁の話をしてました。でも、まあ、それらをすべて書いてもしょうがないので、やめときますが、ともかく私は、いつの間にか、今度、碁会所に行くって約束してしまいました。(笑) 内心、どうしよう?と思いつつも、1回行ってみるのも面白いかな?と思う僕でした。

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