左下隅から始まった三々定石からの変化は、黒27から黒29のキリが手筋。白は、抱えたいところだが、それは、外からぴったり締め付けられるのでダメ。隅にあやが残るが継ぎは仕方がないところ。
白38の打ち込みに対する黒の応手が大切。ここはP13のトビがあって完全に黒の勢力圏の場合なので、普通にM16のツケなどを打って、白を楽に収まらせてはいけない。よって、本譜のように強くO18のトビ下がり。
黒61の三々は疑問。この時、盤面最大は、S12のトビ下がり。これで右上隅は全て黒地。