この議論からわかることがあります。
ヨセの理論の重要なポイントの一つです。それは
「後手n目のヨセを打つとn/2目の得をする」
「逆ヨセn目を打つとn目得をする」
ということです。図で考えてみます。
この状態でそれぞれ白地は何目と数えますか?
右上は2目半、右下は2目ですよね。
白からヨセるとどちらも3目になります。
後手1目を打つと半目、逆ヨセ1目を打つと1目の得になってるでしょ。このようにヨセる前とヨセた後の差をとって計算するの方法を「見合い計算」といいます。
これに対して黒がヨセた場合と白がヨセた場合の差をとるのが「出入り計算」。
なるほど。見合い計算を、そういうふうにとらえることも出来るんですね。勉強になるなぁ。