白1と左下辺を白に打たれてからの実戦手順です。

ここで、注目したいのは左下の両覗き(B2)についてです。

Mr.Kさんの言によると「黒178のあと、B2と打つチャンスをずっと伺っていたのですが、どうもmakoさんに気になるところばっかり打たれるので、手を抜けなかったんです。(ーー;)」。黒178とは添付図の黒20です。また、B2の大きさは7目くらいと思っていたとの事。

私は、Mr.Kさんが気づかずに打たなかったのだろうと思っていました。が、聴いてみると「気づいていたけど、白の手が気になって打てなかった」ということのようです。

添付図の、黒30、36、42等、打つチャンスだと思います。白のどの手(狙い)が気になったのでしょうか。
黒は、なんとなく白の手についていけば安心、結果的に自分の意志を持たず白に追従して打ってしまうという病に罹ってしまっていたように感じます。これは、下手心理の代表的な悪傾向です。

自分で局面を判断し、自分で大きさ重要さを判断し、手を抜くところは手を抜いて自分の打ちたいところを打つ。そうしないと上達の妨げになります。
そのためには、なんとなく打つ手をなくし、目的意識をもってここに打ちたいという個所を見つけながら打つようにすることが大切かと思います。

えらそうですみませんですm(_ _)m

棋譜 138-24 138-24


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