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B8 空中戦その2

空中戦のその2。大事なので、空中戦は全部で3つすることにした。今度の研究素材もプロの棋譜ですが、李昌鎬の『私の中盤戦略』という本から引用しました。
 なお、高中国流が中央大模様作戦に出た棋譜をいろいろ調べていたら、一つ分かってきたことがある。(主に1977年の棋譜。この年、加藤正夫プロを中心に高中国流が流行。調べると、高中国流の棋譜いっぱい出てきます。ちなみに、武宮正樹プロも打ってたりして。まだ三連星オンリーじゃなかったのね。ただ、この時代の棋譜には、裏ガカリというのは残念ながら出てきません。)どうやら、白が最初に上辺を広げる作戦に出ようとすると、高中国流は、中央の大模様作戦に持っていきやすいようだ。やっぱり最初は、裏ガカリか下辺の大場だね。でも、わざと相手に大模様を張らせて打つのも一興でしょう。大模様を張られたら勝てなくなるってんじゃ、ホントに高中国流を攻略したことにはならない気がするし。実際、強い人は、どんな打ち方したって勝てますもんね。

研究譜
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