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 囲碁は分野が広くて、しかも、それぞれ奥が深いので、一冊の本に、いろんな分野のことについて書かれている本というのは、数が少ないです。けど、結構、いい本もあるんだよね。

題名:コミックでおぼえる囲碁

初心者向き

コミックでおぼえる囲碁

出版社:NHK出版 著者:小林千寿
価格:1.300円 発行日:1997/06/20

 僕がまだ囲碁のルールも分かってない頃に買った囲碁のことが一通り分かる入門書。マンガで書いてあるので、非常に面白くて、かつ、分かりやすかったので、何回も読み返した記憶がある。今、見てもいい入門書だと思うが、最近は、他の女流棋士の方(例えば、梅沢由香里さんとか、小林泉美さんとか)が、いい入門書を出しているようなので、特にこれがお薦めってことはないです。

題名:上手な初心者

初心者向き

上手な初心者

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:1.500円 発行日:1997/12/25

 この本のサブタイトルは、ルールブックの次に読む本なんですが、まさに、その通り。実は、僕は、この本、初心者を卒業した頃に読んだんですが、もっと早く、この本に出会えていたらなぁと悔やんだ記憶があるんですね。そのくらい分かりやすくて、ためになる内容が書いてあった。具体的な内容は、石の強弱、継ぎ方、簡単な死活など囲碁の基本的なことばかりです。なお、この本には、パート2という続編があるらしいのですが、そっちのほうは、全然、よくないらしい。昔、あるHPの書評に、そう書いてありました。

題名:石倉昇のこれでOK初級突破法【基礎編】

初級者〜

石倉昇のこれでOK初級突破法〈基礎編〉

出版社:NHK出版 著者:石倉昇
価格:971円 発行日:1995/12/22

 初心者は卒業したという人に、ぜひ、読んでもらいたい一冊。僕は、この本、名著だと思う。初めて読んだ時の感動、今でも覚えてますね。囲碁全般における、それぞれのポイントや実戦で使えるテクニックをこの本は、ホントに分かりやすく丁寧に解説してあるんです。僕のHPのコンテンツもこの本の影響によるところが大きいですね。なお、初級者の段階だと、やさしく解説してあっても、よく分からない部分も出てくると思いますが、そんな場所は、飛ばせばいい。この本、級位者の間は、ずっと参考になりますから。

題名:明解 初級囲碁読本

初級者向き

明解初級囲碁読本

出版社:誠文堂新光社 著者:石田芳夫/小川誠子
価格:1,760円 発行日:1994/07/14

 これでOK初級突破法とレベル的には同じ。また、こちらもやさしく丁寧に説明してある本なので分かりやすい。しかし、こちらは囲碁の考え方の本で、テクニック的なことはあまり述べられていないので、実用的には使える本じゃないですね。一回か二回読んで、ふむふむ分かった、さようならという本です。ただ、初心者を卒業したけど、そこからいつまでたっても上達しないと悩んでいる人には、考え方改善の特効薬になると思います。

題名:石倉昇のこれでOK初級突破法【応用編】

初級者〜

石倉昇のこれでOK初級突破法〈応用編〉

出版社:NHK出版 著者:石倉昇
価格:971円 発行日:1996/02/24

 同本の続編。こちらももちろん良書で、やはり上級者まで使える有用な本。内容的には、実戦で使えるテクニックの解説が多くなっていて、やっぱり少し内容は高度になってるかな。基礎編と並行して読むと非常にためになります。

題名:囲碁 級位者のための本筋の打ち方

初、中級者向き

囲碁 級位者のための本筋の打ち方

出版社:誠文堂新光社 著者:石田芳夫/小川誠子
価格:1,600円 発行日:1998/05/09

 この本は、明解 初級読本の続編で中級者向けになってますが、やはり、碁のいろんな分野における考え方の本で、やさしく解説されているので初級者でも充分、理解できます。僕がそうだったように。ページをめくるごとに衝撃が走りましたね。囲碁のルールは完全に理解して、一応打てるようになったけど、それから、どうしたら強くなれるのか分からないで困っている人には、お薦めの一冊です。なお、この本を先に読んだんなら、明解 初級囲碁読本は、全く必要ありません。というか、そもそも、明解 初級囲碁読本は最初から全く必要ないかも。(僕は、なぜか買ったけど。(爆) )

題名:筋がよくなる18のヒント

中級者向き

筋がよくなる18のヒント

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:1,000円 発行日:2001/06/25

 この本は、遠出した時に、電車に乗ってる間の暇つぶしぐらいになるかなと思って、電車に乗る前のわずかな時間に小さな本屋で購入しました。ホント、たいしたこと書いてないです。取り柄は、読みやすいところだけ。かろうじて暇つぶしには、なりましたが、それ以来、一回もページを開くことはなく、現在に至る。

題名:石倉昇のすぐに役立つ初級突破法

中級者〜

石倉昇のすぐに役立つ初級突破法

出版社:日本棋院 著者:石倉昇
価格:1,000円 発行日:2000/05/25

 石倉昇伝説再び・・・。これでOK初級突破法と同じく、この本も良書です。今度のは、やはり囲碁全般の本だけど、序盤の布石から中盤にかけての実戦的なテクニックや考え方に一番、重きを置いているかな。そして、ちょっとだけ全体のレベルが上がってますね。しかし、分かりやすく丁寧な説明は同じで、難しいとは感じさせない。まぁ、とにかく非常に有益な本です。初段になった今でも、時々、読んでます。ところで今、思ったんだけど、この本と筋がよくなる18のヒントが同じ値段かよ・・・。なんだかむしょうに腹が立ってきたぞ。(笑)

題名:囲碁 級位者のための勝率アップの決め手

中、上級者向き

囲碁 級位者のための勝率アップの決め手

出版社:誠文堂新光社 著者:石田芳夫/小川誠子
価格:1,600円 発行日:2000/02/15

 級位者のための本筋の打ち方のさらに続編にあたる本。この本は、どうかな。今、思うと。内容的には、読みやすさをそのまま引き継いだ、いい本ではあることは確かなのですが、(初級者でもなんとなく書いてあることが分かる。)この本を分かるようなレベルになってると、考え方オンリーの本では、はっきり言ってもの足りない。布石や定石やヨセなど、それぞれの分野の専門書を読んだほうが絶対いい。で、結局、僕は、この本、最初はいいと思って、ちょっと読んでたけど、その後、ずっと本棚の奥に眠ることになりました。このシリーズ3部作で、最終的に買ってよかったなぁと思えた本は、級位者のための本筋の打ち方だけだなぁ。

題名:初段の壁を破る法

上級者向き

碁敵に勝つ秘訣〈8〉初段の壁を破る法

出版社:日本棋院 著者:榊原章二
価格:1,500円 発行日:2001/07/25

 僕が上級者になって壁にぶつかり、ここから先に果たして進めるのかと悩んでいた頃、出会った本。この当時、今更、考え方の本なんても見てもねという気持ちが強かったし、実際、読んでみてもその通りだったが、この本だけは違った。初段になりたいけどなれない人の立ち場に立って、級位者と有段者の思考は、このように違う。だから、初段になるためには、これからは、こうしなさいという教訓のような本です。僕は、読んだ時、ひさびさに衝撃を受けた感じでしたね。具体的には、初段になった人は、必ず大模様の碁を得意にしてた時期があるものだとか、石は有効に捨てれば損にはならないとか。他にもいろいろ。もう初段が見えてるはずなのに・・・という人は一読の価値が充分、あると思います。

 

最終更新日 2004/03/06