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出版社:日本棋院 |
著者:趙治勲 |
価格:600円 |
発行日:1994/04/15 |
僕が知る限り、一番、やさしく書かれているヨセの専門書。ヨセの数え方(計算ではない。)から、先手、後手の価値、基本的なテクニックまで、一通りやさしく解説している。他に、このレベルで書かれているヨセの本はないし、貴重な一冊だと思う。個人的には、サルスベリの止め方の解説が一番、参考になったかな。 |
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出版社:日本棋院 |
著者:日本棋院編集部 |
価格:900円 |
発行日:1999/03/31 |
この本は、初めて買ったヨセの本だが、うーーん。これはねぇ。ヨセのことを詳しく知ろうと思って買ったのなら、全然ダメな本だなと思うことになるでしょう。ほとんど、ただのヨセの手筋の問題集という感じだから。一応、序盤は、ヨセの基本をまとめているように書いてあるが、詳しいことが全く書かれていないので、さっぱり分かりません。あっさりないほうがいい。ヨセの手筋の問題集と名前を変えたほうがいいんじゃないかな。そんな一冊です。 |
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出版社:日本棋院 |
著者:趙治勲 |
価格:600円 |
発行日:1994/04/15 |
この本はヨセの名著だと思う。前半は、ヨセの出入り計算のやり方の説明から、それを使って、先手、後手ヨセ、そして、次のヨセまでの価値を割り出すところまでの詳しい解説。中盤は、出入り計算に裏打ちされた小ヨセ、大ヨセの価値の割り出しといろんな型の比較。そして、最後は、ヨセの手筋についての紹介と解説となっています。こんなヨセの本は、他にないですね。特に、前半の出入り計算についてのところが非常にためになりました。ヨセって、手筋がどうとか、そんなことをやるよりも、まず最初に、ヨセの知識をしっかり理解しておくことが大切。ヨセの知識がほんとに分かってないと、手筋の問題をやっても、たいしてヨセがうまくならないんですよね。なお、僕の作ったヨセのコーナーは、この本を大いに参考にしています。 |
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出版社:フローラル出版 |
著者:工藤紀夫 |
価格:1,333円 |
発行日:2002/04/06 |
この本もなかなかいい線いってますが、もうちょっと頑張って欲しかった感じ。一応、表紙には、出入り計算、手順、手筋、ヨセの全てが分かるとなってますが、出入り計算自体の説明についての部分は、上記の強くなるヨセの知識に比べると見劣りしますね。はっきり言えば、この本読んでも、理解できないと思う。他の本よりはいいんですが。でも、この本は、この本でいいところもある。隅で生じるよくあるヨセを40型に分け、出入り計算によって、どのくらいの価値になるか詳しく解説している部分。出入り計算さえ理解してれば、ここはよく理解できる。なお、この本の後半は、恒例のヨセの手筋の問題集。これは、特にどうとも思わない。 |
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出版社:日本棋院 |
著者:日本棋院編集部 |
価格:800円 |
発行日:1995/02/10 |
日本棋院のポケット問題集シリーズのヨセの手筋版。全200問あります。特筆すべきところはないですね。僕、なぜかあまりやってなかったんですが、一冊、完全にやれば、結構、ヨセの手筋の力つくんじゃないかしら。ヨセの手筋って、手順自体は、特に難しいものはないですから、一回やるだけでもかなり違うと思う。僕も、一回、一通りは、やっておかないと・・・。 |
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出版社:日本棋院 |
著者:趙治勲 |
価格:600円 |
発行日:1994/04/15 |
この本は、部分的には、中級者でも読めるところがある。例えば、定石後のヨセでお決まりとなっているものをいくつか紹介してるところとか、サルスベリの止め方とか。しかし、全般的には、初段の以上の人向きの本。強くなるヨセの知識では、あれだけヨセの計算のことを詳しく解説しておきながら、この本では、ヨセに計算はいらないという言葉からスタートしてるんですよ。これは、計算は知らなくてもいいという意味じゃないですね。ヨセには、ただ計算だけで片付かない、難しい世界もあるので、それを説明するために、あえて、計算をいらないと言っているだけ。例えば、多少損しても、先手を取るヨセの技とか、ヨセに利きをうまく利用しようとか。まぁ、要するに、この本は、ヨセをもっと飛躍して考えるための本です。 |
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出版社:河出書房新社 |
著者:趙治勲 |
価格:1,300円 |
発行日:1998/11/05 |
難しいね。この本。なんとなく何が言いたいのか雰囲気だけはつかめるんだけど。前半は、代表的なヨセの目数と、ヨセの手筋をいくつか紹介し、中盤は、いくつかの実戦譜の後半の局面で形勢判断から、どういうヨセを考えるかというもの、いくつかアマの検討録(これは、結構、面白い。)となっているのもある。そして、後半は、古碁でのヨセの名局を何局か紹介してます。これだけ聞いただけでも難しいと思うでしょ。この本をホントに役に立つと思えるのは、やっぱり三段くらいないとダメそう。 |
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出版社:日本棋院 |
著者:尾越一郎 |
価格:1,500円 |
発行日:2000/03/01 |
この本も難しい。いや、もっと難しいかも。プロでも間違えることがあるという大ヨセについて、まず、基本的な考え方というか心得を説明した上で、大ヨセ時期のプロの実戦譜をいくつか用いて、その局面から、アマの低段者、高段者に打たせたら、どう打ったか、そして、実際、プロは、どう打ったかという図をそれぞれ示し、プロの打ち方とアマの打ち方を比較することによって、大ヨセの時期に、どう考えて打つのがいい感覚なのかをひたすら説明している本です。コンセプトは面白いんだけど、分からないものは分からない。まだお蔵入りが続きそうだな。 |
最終更新日 2004/03/12
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