Mr.Kの悩める囲碁日記 >新・私が薦める囲碁の本 >
打碁集 現在の登録数 7冊
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・打ち碁集は、僕は、ほとんど持ってないし、おまけに持ってるやつも絶版らしいので、ろくな紹介は出来ません。いい打碁集があったら、僕のほうが紹介してほしい。^_^; (記:2004/03/08-碁会所初段-)
・級位者の時は必要性をあまり感じなかったが、初段以上、高段者を目指すためには、他の種類の棋書に優先して打碁集は必須のアイテムになってきますね。今、切実に思う。 特に詳しい解説が付いているものは貴重です。(記:2007/02/11-碁会所三段-)
いつでも
言わずとしれた、武宮さんの三連星ばかりの打碁集。全26局。解説付いてます。悪い本じゃないです。ただ、武宮さんの碁って、初級者くらいの人から見ると、分かりやすい感じがするんですが、自分が強くなるにつれて、実は、難しいのが分かってきます。よって、最近、武宮さんの碁は、あまり参考にしてない。あと、これ、絶版らしいです。 アマゾンのマーケットプレスでプレミアが付いて、ちょっとお高い値段で取引されていますね。(記:2004/03/08-碁会所初段-)
上記に同じく、武宮さんの二連星ばかりの打碁集。全19局。武宮さんって、白が小目とか打った時、二連星も結構、打ってるんです。これも絶版らしいです。 (記:2004/03/08-碁会所初段-)
日本棋院がやってくれました。このシリーズ、収録棋譜数は5、6局と少ないですが、棋譜を細かく譜分け(棋譜を20〜40棋譜に分割。1棋譜当たり多くて10手分しか示されていない。)して、しかも、丁寧に解説を加えてあるので、棋譜並べ初心者には 、並べやすく、碁の内容も分かった気になれて、うってつけの一冊になると思います。(まぁ、ホントに理解できるためには、有段者の力がいりますけどね。) で、本書の片岡聡プロは、バランスの布石で評価が高い人なので、級位者でも序盤の打ち方が参考になる部分が多いと思います。(記:2007/02/11-碁会所三段-)
打碁鑑賞シリーズ第2弾。小林覚プロ編。小林覚プロもバランス感覚がいいといわれている人なので、主に布石などで級位者にも参考になる部分が多いと思います。 (記:2007/02/11-碁会所三段-)
初段以上
古碁は、現代囲碁と違って布石の理論は出来上がっていないし、定石も未熟であるため、その分、中盤以降の読み、手筋の応酬あるいは、大局観などで勝負が付いているものがほとんどです。よって、古碁棋譜並べをすると、序盤の打ち方は全く参考にはなりませんが、中盤以降の力強い碁の打ち方(中盤の打ち方は、昔も今も変わりません。)が非常に参考になります。 ホント、並べるたびに、他の棋書などでは書かれていない新たな発見があります。(ただし、この発見をするためには、初段以上の力がいると思います。) で、 古碁の棋譜並べを始めるにあたり、登竜門と言われているのが「秀策」です。秀策は、ヤキモチの手やダメ元で無理手を打つようなことがなく、常に深い読みに支えられた一手を打つため、彼の棋譜は、お手本として最適な教材になります。 当書は、秀策の一生をたどりながら(秀策の伝記みたいになっている。)、棋譜が36局も収録されており、非常にお得な一冊です。ただ、秀策の歴史じゃなくて、棋譜自体に、もうちょっと詳しい解説をつけて欲しいところなんですが、値段を考えると贅沢というものでしょうか。(記:2007/02/11-碁会所三段-)
これも秀策の打碁集。収録数27局と「秀麗秀策」よりも収録数が少ないが、「秀麗秀策」に載ってない棋譜もたくさん載っているし、解説が詳しく、しかも、執筆を担当しているのが分かりやすい解説で定評のある田崎竜騎兵。言わずもがな、これは良書です。ただ、この本、完全に絶版なんですよね。だから古本で買うしかなく、アマゾンのマーケットプレスを見てもプレミアがついてちょっと高くなっています。(記:2007/02/11-碁会所三段-)
三段以上
秀策が本因坊家に弟子入りした時に本因坊家の当主だった人が丈和。秀策の師匠の師匠に当たる人です。 この人の碁は、その力強い碁で多少の無理も通してしまうという感じなので、秀策とは逆に、ヤキモチの手や無理気味の手がたくさん混ざってます。よって、ただ鑑賞するには楽しいかもしれませんが、勉強の教材とするには難があるのでは思う。だいたい、この本、「秀麗秀策」とは違って、一局一局に詳しい解説が付いてますが、それでも今の僕には分からないことが多いです。 この棋譜集がホントに役立つのは、高段者になってからじゃないかな。低段者なら観賞用と割り切るべきでしょう。なお、棋譜の収録数は12局。有名な吐血の一局も、もちろん収録されています。(記:2007/02/11-碁会所三段-)
最終更新日 2007/02/11