Mr.Kの悩める囲碁日記 >新・私が薦める囲碁の本 >

 定石の本 現在の登録数 30冊

 定石の本って、一番たくさん出版されているような気がしますね。定石って日々進化してるから。僕も、全ての分野の中で一番、持ってる。辞書のように使うことが多いですからね。全て読んでから買うということがほとんどなくて、どんどんたまっていってしまいました。また、僕のHPの作成のためには、一番必要な本でもあるし。

題名:やさしい定石教えます

初級者向き

やさしい定石教えます

出版社:有紀書房 著者:田村竜騎兵
価格:780円 発行日:1999/10/28

 多子局の置碁を題材に、初級者に分かりやすい定石の本を。というコンセプトのもと出版された本。定石は、星のツケノビ。ツケオサエ。コゲイマ受けの3つしか書いてないが、それぞれ、大変、分かりやすく説明してあり、いい本です。見かけは、ちょっと字が小さくて読みにくそうな感じがするんですけどね。置碁を題材にしてるので、置碁の本のほうに入れようか迷ったが、一応、定石の本なので、こっちに入れました。なお、置碁の本のところを見てもらうと分かるのですが、初、中級者くらいだと、基本置碁事典【上】が詳しい説明付きの定石書として、一番、役に立つと思います。

題名:よく分かる定石の基本

初級者向き

よく分かる定石の基本

出版社:日本棋院 著者:林海峰
価格:600円 発行日:1988/02/01

 やさしい定石の問題集という感じ。解説も丁寧で分かりやすい。しかし、一回読んだら、もういらないって感じの本なので、お薦めは出来ません。というか、そもそも、定石の問題集って、必要なのか疑問ですね。いくら分かり易い本だとしても。まず、読みの鍛錬には、絶対にならないでしょ。要は、知っているかどうかだけだし。また、解答を見て、あっ、これは参考になったと思ったことがあったしても、後日、見直そうと思った時、どこに書いてあったか調べるのがたいへんなので、結局、定石書で調べることになる。よって、結論としては、僕は、定石の問題集って無駄なものだと思っている。なんか特色があればまだいいんだけど。

題名:囲碁定石集

初級者〜

囲碁定石集―どんどん覚える

出版社:日本棋院 著者:橋本宇太郎
価格:893円 発行日:1994/06/25

 これも、やさしい定石の問題集。解説は少なめだが、問題数は多い。上に書いたのと同じ理由で、この本もお薦めは出来ません。

題名:新・早分かり星定石小事典

初級者〜

新・早わかり 星定石小事典

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:900円 発行日:1993/11/01

 この本は、初級者の人が読んでも、解説が足りず、確実にさっぱり分からない(僕がそうだった。初めて見た時、囲碁って、こんなに難しいものを、こんなにたくさん覚えないといけないのかよ。とびっくりした記憶がある。)と思うけど、小さい本なのに、星の定石で一般的なものは全て載ってますし、調べやすく、碁を打ってる限り、ずーーっと使えますから、初級者の段階で買っても損のない定石書だと思います。値段も安いしね。もちろん、辞書として使うための本。この本だけで定石を勉強しようとしても絶対に無理です。(経験者は語る。^^; )

題名:楽しく覚えるポケット星定石100

中級者向き

楽しく覚えるポケット星定石100

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:800円 発行日:2000/05/15

 これも星定石の問題集。この本なら、今までに紹介した定石の問題集よりは、役に立つかな。コゲイマ受け、一間受け、大ゲイマ受けというふうに、問題が整理されているし、解説も結構、分かりやすい。でも、僕には、やっぱり役に立たなかった。一回、一通り見ただけに終わってる。

題名:強くなる星の定石

中級者向き

強くなる星の定石

出版社:日本棋院 著者:林海峰
価格:600円 発行日:1985/07/01

 星の定石のうち、特に実戦で打たれそうなものに絞って、それを15型に分類し、分かりやすく、そして詳しく解説を加えてある本です。これは、なかなかいいですね。わりと利用した覚えがある。それぞれの解説の中に、必要とあらば、本手順の変化以外の変化も詳しく解説していて、定石を多角的にとらえている点が○。この本は、全編を通して、定石は、ただ覚えるだけじゃ意味がなく、実戦のいろんな変化に対応できる力をつけることが大切というのをモットーにしています。

題名:強くなる小目の定石

中級者〜

強くなる小目の定石

出版社:日本棋院 著者:林海峰
価格:600円 発行日:1986/02/01

 強くなる星の定石の小目版。これは、16型に分類してますね。もちろん、この本も良し。ただ、この本の中には、実は、僕もまだマスターしてない定石も何個かありますね。小目の定石は、完璧にマスターしなくても、初段にはなれます。^^;

題名:囲碁基本定石

中級者〜

囲碁基本定石

出版社:土屋書店 著者:藤沢秀行
価格:1,000円 発行日:1997/08/15

 星定石20、小目の定石45、高目の定石7、目外しの定石10、三々の定石が3個、それぞれ載っている、基本定石の本。わりと詳しく書いてあるが、字がこまごまとしていて、読みにくいので、お薦めしようとは全く思いません。関係ないですが、藤沢秀行さんって、なんかわけありみたいですね。日本棋院を除名されていたみたい。(今もされてる?)

題名:効率よく学ぶポケット定石100

中級者〜

効率よく学ぶポケット定石100

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:800円 発行日:1997/11/01

 この本は、なかなかいいです。上のほうで紹介した、新・早分かり星定石小事典で、ちょっと手薄だと思われる定石が結構、載ってる。例えば、一間バサミの飛んでカケる定石とか、スソガカリ定石とか。その他いろいろ。また、僕は、全く読んでないけど、(爆)小目の定石もついてます。ただ、現在は、いろんな、いい定石書が出てるので、別に、これでなくてもいいかもしれません。定石書って、やっぱり、紹介文だけじゃ不十分ですね。中身を見てもらわないと。

題名:新・早分かり互先定石小事典

中級者〜

新・早わかり互先定石小事典

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:900円 発行日:1993/09/10

 新・早分かり星定石小事典の互先定石(星以外の定石)版。これは、ダメな本です。使えません。星の定石書なら、解説が少なくても、オーソドックスな辞書として使えるのだが、互先定石では、それじゃ苦しい。よく分からない変化が、いくらたくさん載っててもねぇ。僕は、この本を新・早分かり星定石小事典と同じ時(初級者の頃。)に買ったけど、未だに、ほとんど役に立ってないのが現状です。

題名:実戦に強くなる基本定石25

中級者〜

囲碁実戦に強くなる基本定石25

出版社:日本文芸社 著者:大竹英雄
価格:800円 発行日:2002/02/27

 星の定石10、小目の定石10、その他の定石5型を取り上げ、分かりやすく詳しく解説してある定石書。これは、いいですね。解説には、定石の本手順以外に、その後の打ち方や運用の仕方が載っているのが○。上のほうで紹介した、強くなる星定石と強くなる小目定石のように、定石を多角的に捕らえていて、実戦で応用出来るような作りになっている。(そう言えば、本のタイトルも似てるか。)定石の数が少ないようだが、実際、このくらい知ってれば、級位者の間は、これで充分、ライバル達と戦えます。

題名:基本定石事典【下】

中級者〜

基本定石事典〈下〉

出版社:日本棋院 著者:石田芳夫
価格:2,200円 発行日:1996/01/25

 使えねぇー。 その一言につきる定石書です。目外し、高目、星、三々の定石を扱っていますが、当然、主に、星の定石書と使用することになると思う。それはいいのですが、この定石書。値段が高いくせに、同じ日本棋院の値段が安くて使いやすい、新・早分かり星定石小事典と内容的に、ほとんど差がないんですね。厚い本のくせに、解説もやっぱり物足りないし。参りましたよ。買った当初は、いい定石書と思っていたんだけど。新たな定石書を買うたびに、いかに無能な定石書かということが分かってきました。他の定石書を全く知らない人に限り、買って幸せでいられると思う。(笑)

題名:基本定石事典【上】

中級者〜

基本定石事典〈上巻〉

出版社:日本棋院 著者:石田芳夫
価格:2,200円 発行日:1996/01/25

 これは、どういうことなのか。この本は、上の本の上巻にあたり、小目専門の定石書なんですが、打って変わって、この本は、非常によい本です。使えます。(笑) 小目の複雑な定石の変化がたくさん載ってます。ちょっとだけど、小目の裏ガカリの定石まで載ってる。やっぱり小目の定石書は、このくらい変化が載ってないとねぇという感じ。変化によっては、解説がもうちょっと欲しいものもあるけど、それは他の解説重視の本に任せるとして、末永く活用出来る定石書だと思います。それにしても・・・。なぜ、上巻がこんなにいいのに、下巻があれほどしょぼいのでしょうか。(謎)

題名:星の定石徹底探究

中級者〜

星の定石徹底探究

出版社:河出書房新社 著者:小林覚
価格:1,300円 発行日:1997/11/25

 この本は、星の定石でもどちらかというと、ハサミ系の定石に力を入れている定石書。悪い本じゃないです。ただ、このへんの定石って、どんどん新型が出て、移り変わりが激しいんですね。だから、この本が出版された当初は、最新型の本だったようだけど、発行日から、もう5年は経ってるし、人に薦めるには、今は、どうかなぁという感じ。実際、僕もあんまり使ってないし・・・。

題名:最新両ガカリ定石

中級者〜

最新 両ガカリ定石

出版社:誠文堂新光社 著者:誠文堂新光社囲碁編集部
価格:1,800円 発行日:1999/05/28

 この本は、星の両ガカリを専門に扱っている定石書。単独の両ガカリだけでなく、挟みに両ガカリの定石も詳しく載っている。昔、初めて買って読んだ時、感激した覚えがありますね。しかし・・・。この本も上の本同様、移り変わりが激しい分野の定石の本なので、現在はどうかなぁという感じはある。皮肉にもタイトルに最新と付いているのが余計に古さを感じさせる。まぁ、でも、僕は、最近、両ガカリ定石に疎くて詳しい状況は分からないのですが、定石が古くなっても、基本的なことは、そんなに変わらないはずなので、この本自体が全然、使えないということはないと思います。よくまとめてあるいい本ですから。

題名:囲碁常識の常識

上級者〜

囲碁常識の常識

出版社:山海堂 著者:小山靖男
価格:950円 発行日:1997/10/10

 この本は、主に定石を題材とした手筋の問題集という感じ。定石の問題集は無駄だと思う僕だが、この本なら、面白いかなと思う。それぞれの問題には、何分で何級(段)という目安もついてます。ただ、僕は、この本、あんまりやってない。買ったの忘れてた。(爆)

題名:星の布石徹底探究

上級者〜

星の定石徹底探究

出版社:河出書房新社 著者:小林覚
価格:1,300円 発行日:1998/08/14

 本のタイトルを見ると布石の本のようだが、中身は全く違う。星のいろんなシマリの手の付け方と、三角星(一隅の星から両翼の星に開いた形)の入り方の定石書です。三角星の入り方について、これほどいろんな手順を示した定石書なんて、僕は他に知らないし、星のシマリの手の付け方も、オーソドックな定石書に書かれていないような三々入りの変化や、スソガカリ、下ツケなどの変化も書かれているので、この本、非常に使えます。なぜ、この本、タイトルを布石徹底探究としているのか・・・。誤解されて損しているような気がしますね。

題名:現代布石の最前線

上級者〜

現代布石の最前線

出版社:河出書房新社 著者:小林覚
価格:1,300円 発行日:1999/05/15

 この本も布石の本として出版されている。たしかに中身には、現代を代表とするプロ棋士達の打ち碁の序盤解説が付いていて間違ってはいないのだが、僕は、そんなものより、この本には、ワリウチの定石が載っているのを高く買っているので、定石の本の中に入れました。二連星、星とシマリ、ミニ中国流で、ワリウチした時の変化が結構、詳しく載っている。これだけで、この本、充分、手に入れる価値があると思います。

題名:目的明解一間高バサミ

上級者〜

目的明解一間高バサミ

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:1,500円 発行日:2001/03/25

 星、小目における一間高バサミ専門の定石書です。当然、一間高バサミに関しては、最強。これ以上、詳しい変化が載ってる定石書は、まず考えられない。しかしですね。一間高バサミなんて、僕は、ほとんど使わない。よって、いくら詳しい変化が載っていても、全く必要ないです。この本、なんで買っちゃったんだろう。(笑)一間高バサミ、マニアの方だけにお薦めの本です。(笑)

題名:小ゲイマ受けに強くなる

上級者〜

小ゲイマ受けに強くなる

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:1,500円 発行日:2001/09/01

 目的明解一間高バサミと同シリーズにして、こちらは、コゲイマ受け専門の定石書。もちろん、コゲイマ受けに関しては最強。この本は、一般的なコゲイマ受けですから、あればあったで役に立ちますが、必要な本ですか?と聞かれれば、僕は、もちろん必要ないと答えます。コゲイマ受けのことだけに1,500円は、ねぇ。僕は、定石の鉄人のコーナーで必要に思ったから買ったけど。ただ、お金のことを全く考えないのなら、あってもいいと思える本です。

題名:小目の定石徹底探究

上級者〜

小目の定石徹底探究

出版社:河出書房新社 著者:石田芳夫
価格:1,300円 発行日:2001/07/20

 基本定石事典【上】には及ばないものの、結構、詳しい変化まで載っている小目の定石書。ただ、定石後の狙いが少し入っている点だけは、基本定石事典【上】よりいいかなという感じ。もちろん悪い定石書ではないです。っていうかこの本だけでも充分かもしれません。2つ併用できれば、一番いいですけど。

題名:新・早分かりハメ手小事典

上級者〜

新・早わかりハメ手小事典

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:900円 発行日:1994/02/20

 その名の通り、ハメ手を集めてある事典。その昔、定石を詳しく知っていれば強くなれると勘違いしていた頃、相手をハメてやろうというよこしまな心で買いました。(笑) それは置いといて・・・。 この本、面白い本ですから、買って損することはないと思います。ハメ手というのは、そもそも、定石が完成する過程で、いろんな変化を探究するうちに発見されたもの。だから、まるっきりの無理手とは違い、勉強すれば、それなりに役立つこともあります。ですんで、この手のことにまるっきり目をそむけていた人には、いい本になるかもしれません。

題名:アマの碁ここが悪いA 定石の前後

上級者〜

アマの碁ここが悪いA 定石の前後

出版社:創元社 著者:影山利郎
価格:971円 発行日:1988/12/20

 定石の前後とあるが、小目の一間高ガカリに下ツケ、コゲイマガカリに二間高バサミ。この2つの定石に絞って、定石中の変化と局面に応じた定石の選択、その後の打ち進め方などについて、あの独特の影山節で、解説を加えてある本です。なかなか面白く、ためになること書いてあります。ただ、扱ってる定石が少ないので、少し不満ですね。せめて、一間高ガカリに二間高バサミのことも書いてあったら、文句なしにいい本だと紹介できるんだけど。

題名:定石はずれのとがめ方

上級者〜

定石はずれのとがめ方

出版社:土屋書店 著者:大竹英雄
価格:1,000円 発行日:1994/02/28

 主に、星と小目の定石はずれのとがめ方を問題形式で解説を加えてある本。この本、僕は、かなり昔に買ったこともあり、結構、役に立ってます。内容によっては、中級者でも分かるのもあるけど、全体的に上級者からの本でしょうか。一応、この本、有段者シリーズなんですよね。なお、この手の本は、今なら、他にも出てると思うので、この本を特にお薦めしたいとは思いません。

題名:定石大事典 上巻

上級者〜

定石大事典〈上巻〉

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:24,000円(税込み) 発行日:1986/12/15

 主に、星、高目、目外し、三々の定石が載っている最強の定石書。15年も前に出版されたものですから、古さは否定できませんし、新しい定石は載ってないという欠点はありますが、それは、随時、安く、新しい定石書を買えばすむことだし、そもそも、そんな欠点を吹っ飛ばすほど、この定石書は素晴らしいです。よくもまぁ、ここまで詳しい定石書を編集出来たものかと。現在、僕のHPの定石研究には、外せない一冊となっていますね。僕は、この本、中古で、上下巻セット18,000円で購入したのですが、高い買い物をしたと、全く後悔してないどころか、もっと早く買うんだったと逆に後悔してます。なお、この定石書は、ただ定石を眺める目的で手に入れようという人には、無用の本です。きっと、買って損したと思うことになるでしょう。本気で、定石を研究したい人のみにお薦めの本です。(そんな人しか買わないと思うけど。)

題名:定石大事典 下巻

上級者〜

定石大事典〈下巻〉

出版社:日本棋院 著者:日本棋院編集部
価格:24,000円(税込み) 発行日:1987/07/01

 こちらは、小目の定石専門です。そもそも、この大事典を買いたいと思ったのは、小目の定石書でもっと詳しいのが欲しかったからなんです。この本は、もちろん、大満足。裏ガカリなどの新しい定石は、載ってませんが、これほど詳しい小目の定石書は他にありませんからね。上の本、同様、定石を本気で研究したいと思っている人のみお薦めの一冊です。

題名:世界の新手、新定石

初段〜

世界の新手、新定石

出版社:河出書房出版 著者:加藤正夫
価格:1,500円 発行日:2000/04/15

 主に、小目の新定石と、後半に少し、星の一間バサミの新定石が載っている本。今のところ、この本でいいと思っているのは、小目の裏ガカリ定石が詳しく載っているところです。白の作戦のコーナーで非常にお世話になりましたね。他はまだ、ほとんど読んでないのですが、おそらくこれから先もお世話になる本だと思ってます。

題名:流行定石の解明

初段〜

李昌鎬 流行定石の解明

出版社:誠文堂新光社 著者:李昌鎬
価格:1,800円 発行日:2001/02/13

 僕の持っている李昌鎬の本では、一番最初に買った本ですが、この本もいいですね〜。使えますよ。星のスベリに横ヅケ定石とか、一間バサミに飛んでカケる定石を筆頭に、比較的新しい定石を20個くらい紹介してあります。ただ、この本、他の李昌鎬の本も同じですが、難しい(あるレベル以上の先を読む力が必要)ので、初段くらいの力はないと、宝の持ち腐れになります。僕が、この本を買ったのは、実は、中級者の頃。で、役に立つと思えるようになったのは、ここ最近のことなんです。

題名:シマリの技法

初段〜

シマリの技法―最強囲碁塾

出版社:河出書房新社 著者:石田芳夫
価格:1,500円 発行日:2002/07/20

 こんな定石書を待ってたよという感じ。小目のシマリに手を付けるための手段がいろいろ載っている定石書です。この本も、今の僕には手放せない一冊ですね。中身は、ただ読んでいても、全く役に立ちませんが、局面を想定して、シマリの手の付け方を研究するためには、非常に有益な本です。なお、いうまでもなく、定石を暗記しようとか、ただ眺めて覚えようとしている人には、この本、お薦めできません。絶対、買って損したと思うことになります。あくまで研究用の定石書です。

題名:達人囲碁指南 1.定石の達人

初段〜

趙治勲達人囲碁指南〈1〉定石の達人

出版社:河出書房新社 著者:趙治勲
価格:1,300円 発行日:1998/01/20

 序盤、定石の意味と称して、定石がいくつか紹介されていて、定石には一手一手に意味があるというのを意識した説明が続きますが、これは、おまけみたいなもので、この本の眼目は、実戦譜を使っての定石の活用法について、いろいろと説明してあるところです。この局面では、こう考えて、この定石を選択をするとかね。また、このシリーズの本には、アマの検討録というのが必ず入っていて、この本も、もちろん付いているんですが、これが面白いですね。この本は、トータル的に見て、初段はないと辛いかな。僕は、中級者の頃、この本を買ったが、ずっとお蔵入りになってました。

以下、現在持ってるけど全くの手付かずの本に、
『世界の新定石partT』、『世界の新定石partU』、『世界の新定石partV』があるんですが、これらは、いずれ追加します。


最終更新日 2004/03/19