黒の三々入りに白はコスミ。グズミと同じように味が悪い応手と言われることが多く、これもプロは、実戦で用いることは少ない。性質としては、隅は生きられても、多少たりとも右辺の石に響かせようというものだが、いかんせん形が悪くて、下がりにはどうしても劣る。要するに、これも中途半端な手です。ただし、これも白の条件がもっとよくなれば有効な場合もあるでしょう。
この型の分かれ |
白の隅は確実に荒らされ、右辺の黒への響きも今一歩。でも、定石になってますから、一応、白、黒、互角です。 |
【白4でO18のツケについて】
このツケは、荒らされるのは少しでも少なくしたいという気持ちが打たせる手だと思いますが、これは、大悪手です。白の形は、味の悪い形だということを忘れてはいけない。
【白4でP17のコスミツケについて】
筋っぽい手で、O18のツケなんかより数倍いい手なんですが、黒には、対策があり、これもいい手にはなりません。
続きです。
【白4でQ17の突き出しについて】
他の三々入りの時にも書きましたが、ケイマのスベリに、この突き出しは、悪手の見本と言われる手です。このケースに限らないのですが、中盤以降の攻め合いとかで、深い読みの上で、これでないといけないと判断できた時以外は、この手は絶対に打たないようにしましょう。有段者になる条件に愚形や俗手は、なるべく避けて打つというのがあります。まぁ、そもそも、読みもなくケイマに突き出して、いい変化になることは、まず考えられませんよね。
続きです。
この突き出しは、プロの人にすると、こんな手を打つことは全く考えられないのか、どの定石書にも、こんな変化は載ってません。繰り返しますが、こんな俗手を打つのはやめましょう。
【白4でS14のハネについて】
このハネは、なかなか有力かも。黒が応手を間違ってくれた場合の話ですが・・・。
続きです。
続きです。
【基本図最終図の死活の確認】
基本図最終図の黒の形は、白から手を入れると、白の先手ゼキになるのですが、あくまで最善手順での話。ちゃんと先手ゼキに出来ますか。
続きです。
続きです。