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【3】ツケギリの基本手筋

第7型 道策のハメ手

- 2005年8月追加 -

ツケギリの基本手筋、最後は、本因坊道策が琉球(昔の沖縄)の棋士と四子で打った棋譜を紹介することにします。この棋譜は、道策がツケギリ(キリチガイ)を多用して、下手を翻弄した白の名局として有名なものです。

親雲上浜比賀×本因坊道策の対局譜

譜の白5と白7、白27と白29のように大ゲイマの横っ腹にツケてサバキを見るのが道策の得意戦法です。 これは黒の受け方によっては、以下の図のようなハマリ形に導く変化を含んでいます。

ハマリの変化図

もう一つ。譜の白65から67のツケギリも、ちょっと考えてみましょう。実戦譜は、白の思惑通りだったようです。

隅のツケギリの変化図

最後に。この当時、置碁の場合、白のカカリには大ゲイマで受けることが基本とされていたようです。今、見ると変な感じですね。 ハメ手の局面も現代じゃありえない状況でしょう。

以上で、第7型の終了とともに、ツケギリの基本手筋を終わります。

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