第３型 三間バサミ・ツケギリ定石

- ２００５年８月追加 -

第３型は、星の三間バサミの時のツケギリ（切り違い）定石。これも単純に三々に入っては面白くない時のサバキの手段として使われる。ただし、大ゲイマ受けの時とは違って、部分的にはサバく側が有利になる（隅に限れば、サバく側の石数が多くなるから。）サバキになります。

問題図は、三間バサミに白がツケ切ってきたところ。さて、黒はどう受けますか？

問題図

では、検討に入りましょう｡

俗筋変化図その１ 俗筋変化図その２ 俗筋変化図その３ 俗筋変化図その４ 俗筋変化図その４の続き１ 俗筋変化図その４の続き２ 俗筋変化図その４の続き３ 俗筋変化図その４の続き４ 俗筋変化図その４の続き５ 俗筋変化図その４の最後

GoodShapeは、変化が多くなると、アプレットがたくさん必要になるのが欠点ですね。(^_^;)　以下、正解手の変化図です。

正解変化図その１ 正解変化図その１の続き１ 正解変化図その１の続き２ 正解変化図その１の続き３ 正解変化図その１の続き４

亀の甲

相手の２子を亀の甲のような形でポン抜いた形のこと。ポン抜き３０目、亀の甲６０目と呼ばれるくらい威力が大きいと言われている。 なお、２子を抜いた形でも、カドに石がある場合は、亀の甲とは呼びません。

正解変化図その１の続き５

最後に。大ゲイマ受けのツケギリ定石と三間バサミのツケギリ定石を理解することで、隅に限らず、切り違いの形が出来たら、

• 味方の石がそばにあれば、その方向にノビが堅い。
• 味方の石がそばになければ、アテを打つのがよい。

ということが分かると思います。（注：結局、最後には読みがものをいうので、絶対ではない。あくまで目安です。） 切り違いの格言に、｢切り違い一方をノビよ」というものがありますが、なんでもかんでも伸びていればいいってものじゃありません。

以上で第３型を終了します。