【3】ツケギリの基本手筋
第2型 大ゲイマ受け・ツケギリ定石
- 2005年8月追加 -
止まってましたね。ここ。久々、2年半ぶりになるかな。
第2型から、ちょっと趣向を変えて、問題じゃなく、定石の変化を研究することにします。2年半の間に、ツケの手筋は、問題をちまちまやるより、定石を勉強したほうが絶対、
ためになることが分かったので。定石ってツケの手筋の固まりなんですよ。ホント。
第2型は、星の大ゲイマ受けにツケ切る定石。(切り違いの定石とも言いますね。) これは、三々に入っては形が決まって面白くない時に用いられるサバキ定石です。互先でも打たれるけど、置碁の上手が使う機会のほうが多いかな。
問題図は、大ゲイマ受けに白がツケ切ってきたところ。さて、黒はどう受けますか?
では、検討に入りましょう。
検討図その1 S16のアテについて
検討図その2 R18のサガリについて
検討図その3 S17のサガリについて
続きです。
検討図その4 Q18のアテ
検討図その4 P16のノビ
正解手の変化図その1
正解手の変化図その1
続きです。
検討図その5 P17のアテ
正解手の変化図その2
正解手の変化図その2
続きです。
最後に。 受けた形に、ツケ切るのが定石化しているのは、大ゲイマ受けの場合だけです。実戦では、一間トビ受けの場合でも用いられることがあるかもしれませんが、それは無理気味な手段。大ゲイマ受けの場合の定石を知っていれば、充分、対処できると思います。
以上で第2型を終了します。