【2】ツケコシの基本手筋
第9型 サバキ
シノギの手筋として、ツケコシが使われることがあるように、サバキの場面でも使われることがある。というか、どちらかというと、ツケコシは飛躍の手筋なだけに、軽いのを身上とするサバキの場面での方が断然、使える機会は多いのかもしれない。
白の勢力圏内の右上隅に黒1とカカリ、白4までと進行した局面です。相手の勢力圏内ですから、この黒2子は早く収まり形を得たいところ。さて、どうサバキますか?
では、検討に入りましょう。
検討図その1 O15のトビについて
他に、僕と同じような変化を考えた人は、全て俗筋です。正直に言いますと、この問題、結構、考えたんですが、実は僕もよく分かりません。正解を見てもなんか納得出来ないんです。この問題、分からない人は、いくら考えても多分、時間の無駄だと思いますので、(経験者は語る。(^_^;) )以下、鑑賞でもするつもりで正解の変化図を見ていきましょう。^^;
2005年8月のコメント:
今見ても、これは難しいです。上の図は、正解図に比べると、確かに重い感じはしますけど、収まっているんだからそんなに悪いとは言えないと思います。正解図の変化は、なかなか打てませんよ。
本型は、実戦で使えなくても、定石を勉強して筋がよくなろうのノリで充分だと思う。
検討図その2 Q17のツケコシについて
これが正解
これが正解
続きです。
2005年8月のコメント: 白が伸びた時の図には、考えられる変化がいくつかあります。 以下、それを検討し直しました。以前、作ったのは、おかしな検討ばかりしてたので。^_^; なお、局面が広いと1つのアプレットで複数の変化を示せないので、部分図で行ないます。
変化図1
変化図2
変化図3
変化図4
最後に。これを理解できた人、どのくらいいるでしょうか。分からなくても全く気にしなくてもいいと思います。(もちろん有段者は除く。)
以上で、第9型を終了します。