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【1】腹ヅケの基本手筋

第3型 両シノギ(キリとワタリ)

前型に引き続き、両シノギの腹ヅケです。しかし、今度は、白の狙いが違う。本型は、キリによる切断とワタリによる切断を同時に防ごうというものです。

黒番。黒の一団の危機を救って下さい。

問題図

では、検討に入りましょう。

検討図その1 問題外の手について
俗筋変化図その1
検討図その2 R11のハネコミについて
俗筋変化図その2
検討図その3 S13のハネについて
俗筋変化図その3
続きです。
俗筋変化図その3の続き
検討図その4 S12の腹ヅケについて
これが正解
正解変化図その1
続きです。
正解変化図その2

最後に。このページを作成中にふと、囲碁の格言辞典を調べていたら、『2子の腹ヅケ』という格言が見つかりました。2子の石には、腹ヅケがあるという意味です。(そのまんまか。) 前型、本型、それから次型もまさにそれなんです。格言になっているくらいですから、この手筋は、やっぱり実戦でよく出てくるものなのでしょう。

以上で第3型は終了です。

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