【4】ウッテガエシの基本手筋
第6型 両ウッテガエシ
ここからは、実戦では、まず、お目にかかれない筋の紹介です。第1弾は、両ウッテガエシ。両ウッテガエシとは、呼んで字のごとく、一度に2つのウッテガエシになるという珍しい筋です。ただ、両ウッテガエシは、実戦でお目にかかれない筋といっても、7〜10級の人向けの詰碁の問題などにも必ず登場しますので、基本の筋の一つとしてマスターしておく必要はあると思います。
黒先白死の詰碁の問題。かなり有名なものです。白を殺すためには、両ウッテガエシのテクニックが要求されます。
では、検討に入ります。
検討図その1 Q17のアテについて
検討図その2 その他の正解以外の手について
検討図その3 Q18について
これが正解
これが正解
最後に。この両ウッテガエシのような筋は、他の石を取る基本手筋では見られません。両シチョウや両ゲタ、両オイオトシなんてものはありませんからね。これは、ウッテガエシ独特の筋と言えると思います。
以上で第6型は、終了します。