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【3】オイオトシの基本手筋

第9型 石塔シボリ(ハネオサエ型)

2子の捨石を利用して、シボリ上がる究極のオイオトシと言えるのがこの石塔シボリです。(オイオトシとは違うのかも知れないけど、僕としては仲間だと判断しました。)多くの本には、この手筋、高級手筋扱いしてあることが多いのですが、筋に入れば、ほとんど手順は一本道なので、手筋自体は形さえ覚えれば、そう難しくはないと思う。ただし、この形は石塔シボリになるかどうかの判断と、筋に入るまでの過程は、やはり難しいのかもしれない。(実際、僕も実戦で使ったことないです。(^_^;) )ここでは石塔シボリを2つの型に分けてみました。一つは、このハネオサエ型です。

これは、実戦で出てきやすい形でかつ、かなり有名な形です。隅の白3子を取って下さい。

問題図

では、検討に入ります。

検討図その1 R18のノビについて
俗筋変化図その1
検討図その2 T15のサガリについて
俗筋変化図その2
検討図その3 T16のハネについて
俗筋変化図その3
検討図その4 S18のハネオサエについて
これが正解
正解変化図
続きです。
正解変化図その2

最後に。余談ですが、石塔とは昔の有名なプロの方が考えた造語で、実は、石塔とは墓石のことを指すらしいです。つまり、石塔シボリとは、墓石のような形にシボる筋のこと。ですが、『墓石シボリ』では、あまりに聞こえが悪いので、こんなネーミングになったみたいです。

以上で第9型は、終了です。

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