第10型 石塔シボリ(切り込み型)
石塔シボリ、もう一つの型は、自分から切り込んでいく型です。石塔シボリは、そこに至るまでの手順というのはいろいろありますが、最終的には、ほとんどの場合、第9型のように相手から断点を切らせる型か本型に分かれます。(全てとは言いません。有段者向けの問題とかだと変なのあるんですよね。(^_^;) )ですから、この2つの型が理解出来れば、石塔シボリの基本はマスターできたといえるでしょう。
なお、オイオトシの基本手筋は、本型が最後になります。
これも実戦で出てきやすい形です。隅の白を取って、黒6子を救って下さい。
では、検討に入ります。
これが正解
さて、ここで本型の問題に関連して、もう一問やります。今度は白側にたった問題です。次は、白の手番です。この白が攻め合い勝ちになるためには、次にどうしますか?
では、検討に入ります。
最後に。これは石塔シボリの話とは関係ありませんが、僕が考える攻め合いについての考え方を述べましょう。(はっきり言って余計なことです。(^^) それに将棋の分からない人には余計に難しいだろうし。)
囲碁における攻め合いは、将棋における終盤のヨセ合いに非常によく似ています。アタリを”王手”、相手のダメを二つする行為を”詰めろ”、ダメが三つの状態を”2手スキ”と見立てることが出来ます。つまり、囲碁の攻め合いを将棋のヨセ合いに置き換えて考えるとすれば、例えば、こんな感じ。自分の王に即詰み(アタリアタリの連続で取られることがないか)の筋がなかったり、あるいは、2手スキ(自分のダメが三つ)にされたところで、詰めろ(相手をダメ二つにする)を続けられるのなら、寄せ切って勝つことが出来る(攻め合いに勝つことが出来る)という具合です。また、ちなみに押す手なしは、”必至”ってところかな。だから、将棋の強い方は、囲碁も強くなっても不思議じゃないと思うんだけど。でも、やっぱり囲碁はそれだけじゃありませんから、そう巧くはいきませんか・・・。
2005年8月のコメント:↑の文章は、ホントに余計なことだと思います。(笑) 今見ると、弱いやつがなんか訳の分からないことを叫んでいるように見える。(>_<)
以上で第10型の終了とともにオイオトシの基本手筋を終わります。