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【2】シチョウの基本手筋

第4型 グルグル回し(キリマクリ型)

キリマクリとは、切って切って切りまくることじゃありません。切った後、マクる手段のことです。念のため。グルグル回しは、石を取らせることによって、シボることがポイント。そのシボリの手段として、マクリやアテカケがある。ところが、もし、グルグル回しに出来そうな形なのに、その取らせる石がなかったらどうする?そうですね。作ればいいんです。

黒を切断している白の要石2子を取って、右辺の黒4子を救って下さい。ただし、シチョウは常に黒良しとします。

問題図

では、検討に入ります。

正解変化図その1
正解変化図その1
正解変化図その2
正解変化図その2
正解変化図その3
正解変化図その3

これで、第4型終了で、グルグル回しについても終了です。第3型が難しかっただけに何かもの足りなかったりして。  
 本型は、最初、白に取らせる石がありませんでした。それでキリを入れることによって、それを捨石に利用したわけです。ところで、この捨石を作る方法は、実際には、キリだけでは、ありません。例えば、他にもツケとかワリコミとか、僕が知っているのは、このくらいですが、まだあるかもしれません。でも、それは、キリマクリ型と考え方はいっしょなので、特にやりません。でも、そうですね。ここで図だけは紹介しておきましょう。

その他のグルグル回しの変化図

最後に、意味もなくまとめてみました。

グルグル回しの
ポイント
具体的な手段
捨石を作る もとからある石を利用、キリ、ツケ、ワリコミ など。
シボる マクリ、アテカケ

以上で第4型は、終了です。

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