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【2】シチョウの基本手筋

第2型 グルグル回し(マクリ型)

グルグル回しという言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、普通のシチョウのように一方に追うのではなく、捨石を利用し、ぐるぐる回るように追いかけるどうしても知っておかなければならないシチョウの型の一つです。そして、グルグル回し自体も幾つかの型に分かれます。まず、一番、実戦でありそうなマクリ型を第2型とします。

黒を切断している隅の白2子を取って下さい。

問題図

では、検討に入ります。

検討図その1 P18のサガリについて
俗筋変化図その1
検討図その2 その他のどうでもいい手について
俗筋変化図その2
検討図その3 R18のサガリ
これが正解
正解変化図その1
続きです。
正解変化図その2
さらに続きです。
正解変化図その3
《 参考図 》

実は、この筋なんですが、これほど大規模ではありませんが、以前の2000年度の悩みカレンダーの2月23日のテーマの実戦の途中、右上隅で生じているんです。ただし、僕が実戦でそのように打てたのではなく、あとで指摘された手順なんですけどね。(^_^;)

おまけのグルグル回しの図

最後に。本型になって、急に難しくなったと感じた方もいるかもしれません。しかし、単純に追いかける第1型のシチョウの知識だけでは誰でも分かるので、シチョウを知っているとはとても言えません。ところが、それだけに、この型のようなシチョウをマスター出来れば、必ず自分の棋力アップに繋がるはずです。それに最初は、難しく感じてもこの手筋、知ってしまうとそれほど難しいとは感じませんよ。皆さん、頑張りましょう。(僕もですけどね。)

以上で第2型は、終了です。

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