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【1】ゲタの基本手筋

第1型 ケイマガケ

これは、一手でゲタになる手法の一つです。分かってしまえば、そんなに難しいものではないのですが、単ガケ(ゲタの原形のようなカドにカケるもの)のゲタに比べて、その筋の存在に気がつきにくい。それだけに、これを覚えれば実戦でもすぐに効果を発揮してくれることでしょう。多分ね。(^^ゞ

下の図は、攻め合い模様になっています。ここで黒を分断している中の白3子を取れるかどうかは大きな問題です。まずは、例のごとく石を置けるようにしてありますので、自力で考えてみて下さい。

問題図

白3子を取りにいくために考えられる手は、いくつかありますね。ただし、正解はただ一つ。あとは全て俗筋。どれが正しいのか、これから検討してみましょう。

検討図その1 N15のアテについて
俗筋変化図その1
検討図その2 O14のアテについて
俗筋変化図その2
検討図その3 N14のカケについて
俗筋変化図その3
検討図その4 O13について
俗筋変化図その4
検討図その5 N13のケイマガケ
これが正解
正解変化図その1
続きです。
正解変化図その2
さらに続きです。
正解変化図その3

タイトルが答えのようなものですから、初手の発見は、すぐに出来たと思います。しかし、この型に限ったことではないのですが、手筋は、初手の発見が全てではないということを忘れてはいけない。そのあとの読みがしっかりしていないと、俗筋より悪い結果に終わることも多々あります。(これは、僕が実戦で身を持って何回も経験しています。(笑)特に上級者と打った場合。 ) 後の読みもしっかりしていてこそ、手筋は打つことが出来るということです。

以上で第1型は、終了です。

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