324-1
大ゲイマジマリを中心とする模様が気になるのならボウシが有効。そして、そのボウシに対し、黒がコスんで受けてくれると白は続けてツケが急所となる。
324-2
なお、白のツケに黒、継ぎは利かされで、それだけで白は得をしている。
白は右辺に3間か4間に開いて充分でしょう。
324-3
中央を重視したい場合は、ツケでなく、ケイマのほうがよい。
324-4
ボウシには、黒、並びがよく打たれる受け。
こう打たれると、白はケイマを打っておくくらい。
324-5
白はツケを打ってみたいところだけど、隅の黒の形がよいので出切られて危険。ボウシを打つからには白は弱い立場のはずなので、この変化は避けたい。
324-6
黒がブツかってきた場合の変化。隅の地が大きいと思うことなかれ。こんなものです。白は模様を消しにいっているわけだから。
324-7
ブツカリの変化2。
右辺の具合によっては、この変化のほうがいい場合がある。
324-8
ボウシにケイマ。黒としては最も素直な手。白はツケを打ちたいところ。
ただし、この変化になると、白がちょっと重くなるのが気がかり。
324-9
白のツケに黒がハネ出してきた場合は、隅にふりかわることも出来る。ただし、中央が広い場合には、この変化でいいかどうか。
324-10
白がツケた時、黒が実利を守りたければ、コスミツケる手がある。
しかし、この変化だと、右辺の白が厚くなるので一長一短。
324-11
黒がケイマに受けた時、ツケでなく、もっとカドにまで進める手がある。
ただし、これは、深入りの感があるので、打つ前に周りの状況を考えておかないと危険かも。